笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

笑楽日塾設立1周年記念誌「笑楽日塾」創刊号(塾生の記事Ⅰ)

この記念誌には塾生の一人で、当ブログの管理人でもある私(管理太郎)も人生の糧となったミステリーとの係わりについて書いていますので一部を抜粋してご紹介します。

 ≪「私とミステリー」≫

≪少年時代≫

団塊世代のど真ん中に生まれた私には年の離れた兄がおります。年が離れているため喧嘩相手にもならず、私がちょっかいを出しても適当にあしらってくれたようで、仲も良くかなり可愛がってもらいました。

その兄がミステリー小説(エラリー・クイーンアガサ・クリスティヴァン・ダイン他)に凝っていて、時々文庫本を買ってきて読んでいました。私が怖いもの見たさで兄の本棚から探してきて読み始めたのは中学に上がる前だったような気がします。また、その後は学校から家に帰ると夢中になって読みふけっていたことを覚えています。

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兄のライブラリーの中で特に好きだったのは、エラリー・クイーンがバーナビー・ロス名義で発表していたドルリー・レーンシリーズで『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』『レーン最後の事件』の4部作でしたが訳者は覚えていません。しかしこの4冊は子供ながらにすごい作品と思ったようで、Yの悲劇は4回・他の3点も3回読み返しました。病を患い聴覚を失ったために役者を引退した、シェイクスピア劇の名優ドルリー・レーンが素人探偵に転身し、得意の変装を駆使して難事件を解決するのは圧巻です。

初めて読んだ時はまだ子供でしたので当然のことですが、読み進んでもなかなか犯人がわからず、最後に恒例の謎解きが行われても、そのもったいぶりにジリジリしっぱなし。じらし効果もあったせいか、最後に犯人が分かった時には「なるほど」と納得・感嘆したものでした。

エラリー・クイーンの作品数は、老優探偵のドルリー・レーンシリーズよりも筆者と同名で推理作家探偵のエラリー・クイーンシリーズの方が圧倒的に多く、男の裸の死体を題材にしたのは珍しいと評判になった『スペイン岬の裸死事件』や、日本人の私としてタイトルに興味を持った『日本庭園殺人事件』などの国名シリーズが頭に浮かんできます。とは言いましても読後50年の歳月を経た今日では、内容の多くが忘却の彼方に消え去ってしまい、特に印象の強かった部分が断片的に思い出されるのみです。

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アガサ・クリスティの作品は、犯罪が行われた島全体を密室状態にし、マザー・グースの唄になぞらえて話が進む『そして誰もいなくなった』や、ベルギー人で髭のおじさんが活躍するエルキュール・ポアロシリーズを夢中で読みました。大西洋単独無着陸飛行に初めて成功したリンドバーグの長男誘拐事件にヒントを得て書いた『オリエント急行殺人事件』は、異国での長距離列車の旅に憧れました。『ナイル殺人事件』では雄大なピラミッドや大河ナイル・古都の神殿など、小説の舞台になったエジプトとはどんなところなのかと子供心に思いを巡らせました。

ヴァン・ダインは『僧正殺人事件』『ドラゴン殺人事件』を読んだと記憶していますが、内容は全く思い出せません。私にとってはエラリー・クイーンアガサ・クリスティより印象が薄かったようです。

≪30代≫

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仕事の関係で立ち寄った書店で偶然見つけた『シャーロックホームズ大全(鮎川信夫訳)』を衝動買いしました。私はこの時までホームズには縁がなく、知っていることは、ロンドンのベーカー街に住んでいる。解決した事件にはバスカビル家の犬がある。相棒は開業医ワトソン氏で、生涯の宿敵はモリアーティ教授。ということくらいでした。

しかし衝動的に買っては見たもののこれがなんとも手ごわい一冊で、時々頁をめくって格闘してみるのですが、完読どころか全く頁が進みません。本のサイズはB5、ページ数は600余、文字のサイズは7.5ポイントと分厚いうえに文字が小さくて読み難い。時々気合を入れて読み始めてみるもののだいたい30ページから40ページで降参です。

≪60代≫

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還暦を過ぎてまだ間がないころ、世の中に『自炊』という言葉が広まってきました。この場合の自炊とは書籍や雑誌など印刷物の塚(背)を切り取ってバラバラにしてからスキャナー等で読み取り、データ化してパソコンやタブレットなどで見られるようにすることです。当然ながらこの自炊をビジネスチャンスと考えた個人や企業が現れたため、著作権の侵害が問題になりテレビのニュースでも取り上げられる始末。ただし自分だけの趣味の世界なら問題ないとのことなので、私も時代に乗り遅れまいと量販店でDURODEXの断裁機(これはアームを畳めないため保管に多くのスペースを取ってしまうのが難点だが、断裁に時間がかからないため効率的)。スキャナーはキャノンのDR-C125(カラー印刷物の読み取りには多少難点があるものの、モノクロ印刷物には強みを発揮し、読み取るスピードは速い。また辞書などの薄い紙も読み取れるが、多少のテクニックは必要)。タブレットソニーのエクスペリア(通勤時のカバンの中にしまうのに最適なサイズで、何よりSDカードを使えるのが魅力)。の3点を買い揃えたら10万を超える金額の請求書が届いてしまい少々後悔も。

自炊を始めた理由ですが、当時私は蕨から新橋まで電車で通勤していたため、乗車時間は片道40分・往復80分かかり、この時間を有効に活用しようと考えた末の行動でした。その効果は、30年前に購入したシャーロックホームズ大全(短編のボヘミア王家の艶聞から始まり、中ほどには長編第1作目の緋色の研究。最後にバスカビル家の犬まで全47話)を電車内でついに読破することができました。紙ベースの時は文字が小さいこともあり読む気を削がれていましたが、タブレットなら文字のサイズを自在に調整できるので、ありがたく大変助かります。

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コナン・ドイル作品の短編小説でシャーロック・ホームズシリーズは56編あるようですが、ボヘミア王家の艶聞は短編小説として最初の作品で、『ホームズ唯一の未解決事件』とか、取り逃がしたアイリーン・アドラーは『ホームズが生涯唯一愛した女性』との裏読み(深読み)も面白いですね。

ミステリー小説に限らず、今まで買い揃えてきた本を切ってバラバラにしてしまうことには多少の抵抗感もありましたが、狭い家を有効に使う必要性と最近話題の終活の一環として思い切って決断しました。

この時に本をデータ化したことが、私にとっては意識して行った断捨離第一号かもしれません。しかし、若い頃にはカメラ小僧を気取っていたこともあり、写真家土門拳木村伊兵衛他の写真集には手を付けられませんでした。

≪笑楽日塾に入会して≫

最後になりますが、笑楽日塾に入塾して一年が経ちましたので反省方々振り返ってみました。塾生の皆様と一緒に活動していることは大変楽しく大変勉強になりました。しかし、気が付くと自分の立ち位置がどこにあるのか、どこに置きたいのかいまだに分かっていないことに愕然です。

人生経験が豊富な方々のレベルの高い意見交換の場に混じって、戸惑いを感じながら二年目も自分のポジショニング探しに励みます。

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以上、私(管理太郎)が 『笑楽日塾設立1周年記念誌「笑楽日塾」創刊号』に書いた記事「私とミステリー」をご紹介しました。次回も別の塾生が「運命を変えた?1冊の本」を記念誌に載せていますのでご紹介します。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方でPart-2第3回以降の受講をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

笑楽日塾設立1周年記念誌「笑楽日塾」創刊号(塾長挨拶)

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2019年( 平成31年)4月1日、笑楽日塾設立1周年記念誌「笑楽日塾」創刊号が発行され、塾長の挨拶他塾生全員がそれぞれの生い立ちや思いを書いた記事が載りました。設立1年で記念誌の発行にまで至ったことは、当初予想していた以上の成果を得たということで、大いに誇ることが出来るものと思います。この中から塾長と塾生2名のみの記事になりますが3週にわたってご紹介します。今回は塾長の挨拶(失礼ながら紙面の都合で一部のみ抜粋)をご紹介します。

≪荒井塾長あいさつ≫

記念誌創刊号発刊に当たり思うこと。

≪はじめに≫

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「笑楽日塾」は平成30年1月17日に15名の塾生の下で発足し、同年3月第1回塾会の開催をもって正式に活動を開始した。この1年間活発な活動を続けることが出来たのは、様々なバックグラウンドを有する塾生各位のシニアここにあり、という存在感を示す勢い情熱があったからである。今後末永く笑楽日塾が存続するためには発足時の経緯、理念、思いが塾生間に共有され引き継がれることが必要不可欠である。

≪「笑楽日塾」塾長を引き受けた時の思い≫

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誰もが日々、何か満たされないものを感じながら生きている。多くの人が現役の時には優秀な実績を認められたのに、今は誰からも褒められないし、ご褒美をもらうこともない。だから、誰からも評価されない現状に悩み、不満を持つ人が多い。それは厳しい競争に身をさらして来たオヤジシニアたちに特に当てはまる。現役の時のような、溌刺としていた自分の居場所を見つけて、昔のように颯爽と生きたいと思っているが現実は厳しい。現実には、男の定年退職後、自分の存在を認めてくれるものがない。新聞を読んでもテレビニュースを見ても納得できないことが多いが、自分の意見や思いを発散する場がない。そんな中、ある潜在意識的願望がふと心をよぎる。悶々とした、そんな世の中の仕組みへの不満が混淆したもやもやした気分を吹き飛ばしてくれる心の栄養講座のようなものがあったらいいなと。自省したとき、まさに自分がそうではないか。だとすれば、笑楽日塾が栄養になるのではないか。塾長としてこれをそうした場にしてはどうかと考えるに至った。同時に、塾長としては確固とした、ぶれない考えを持たないと、人は集まってこないと気が引き締まる思いだった。

≪川越「男のゆうゆう塾」の教訓≫

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平成29年12月10日に市民ネット主催の「男の学び舎【笑楽日塾】~これからの人生笑って、楽しく日々を過ごそう~」が開催された。この時、川越「男のゆうゆう塾」代表による講演中、次の2点が印象的だった。① 塾の趣旨に賛同する仲間を増やすこと:どこの世界でも男は過去の学歴、職歴、肩書を引きずり、塾の中で自慢したり、場を仕切ろうとしたり、指図したり、人の批判をしたり、塾の内容に反目する人が時に出てくる。そういう人には「我々の仲間にそういう人は要らない。それが嫌ならやめていただいて結 構!」と直截的に伝達し、反省する人は仲間として認めるという方針を採っている。(これを聴いて首肯。そういう人が一番嫌われるのを本人が認識せず知らないのは不幸で、直截的に伝え教示することも本人のためと思った次第)。② 苦しくても楽しく塾を継続していくこと:継続は力なり!

≪終わりに≫

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笑楽日塾の活動、運営上の参考として、下蕨のシニア倶楽部「YSクラブ」を平成30年3月14日に塾生の世話役2名と訪問し、20周年、23年記念誌を見せていただいた。このとき我々もいつかこのような記念誌を作ろうと思い立った。

その後世話役の一人が記念誌創刊号を具体的に企画し、これに応えて塾生一人ひとりが日々感じていることなどを書き留めて送ってくれたので、このたび、その記念すべき創刊号が完成した。

発足後わずか1年にしてこのような完成度の高い創刊号を送りだせたことは、塾長として誠に感慨深いものがある。塾生各位に深謝申し上げる次第である。

塾生各位はこれからも、日々の地域活動等における自分の思いを綴っておいてほしい。将来発刊されるであろう記念誌第2号に向かって!

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以上、2019年(平成31年)4月1日に発行『笑楽日塾設立1周年記念誌「笑楽日塾」創刊号』の中から、荒井塾長あいさつ「記念誌創刊号発刊に当たり思うこと」からご紹介しました。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方でPart-2第3回以降の受講をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動6/6」

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動5/6」第5回目9月19日(日)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。

≪受講者様からの質問≫

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Q子供たちはリーダーの一言でピリッとします。「優しい笑顔」と「父親のような厳しさ」「母親のような優しさ」の両方を持ち合わせた素晴らしいキャラクターがにじみ出ていると思います。

A:ありがとうございます。

Q素晴らしいお話をありがとうございました。沢山のスタッフの方がいらっしゃいますが、この方々に活躍していただくということは大変なことだと思います。何かコツがありましたら教えてください。

A:コツというか、やはり子供の心になって向き合える気持ちが少しはないと難しいのではないかと思います。ただ、皆さんお子さんをお持ちの方が多いと思いますが「子供は宝だ」と言っている割には「本当に宝のように扱っているのか」「磨けば光るというような磨き方をしているんですか」というような疑問を持ちながら15年過ぎてしまいました。「子供というのは接しれば接する程可愛くなります」「怒るのも他人でなければ怒れないことが多くあります」「皆さん自分の子供が一番大事なわけです」しかし我々は中立な立場で見ることが出来るということで、子供に接することが負担にならない気持ちでないと長続きできないと思います。

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Q子供・父母・スタッフに対して、リーダーとして大切にしていることとか、こだわっていることがありましたら教えてください。

A:あんまりそういうことは意識した事が無いんですが、生まれつきの私の性格でしょうか。みんなの意見を取り入れて路線変更も考えますし、話し合ってもなかなか決まらないことについてはやっぱり独断で判断することもあります。後は話している相手の子供はどういう気持ちで言っているのかとか、相手の立場を分かってあげるのが基本です。

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Q:地域に密着した活動「町会活動」や「放課後子ども教室」「わらび学校土曜塾」の仕組み、地域の子供を育てる活動に情熱を傾けておられるお姿が良く理解できました。そこで質問です。リタイアされた後に町会とか学校など各方面で活躍されておられますが、地域デビューされるきっかけは何だったのでしょうか。

A:私が地域デビューしたきっかけですが、リタイアして半年後位に蕨市体育協会主催の球技大会がありまして、たまたま同じ町会に住んでいる同級生に「ちょっと手伝ってくれる」と声をかけられたのが始まりです。1回お手伝いをすると次々とお願い事が来まして町会の役員になったわけですが、翌年からは総務部長の職に就き現在に至っております。また、平成19年には中央小で「放課後子ども教室」が開設することになり、当時の町会長から「安全管理委員として参加してくれ」と言われたことから、いろいろと企画の話を伺っているうちに「これはひとつやってやろうか!という気になった」というのが放課後子ども教室とのきっかけになります。

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Q:まもなく団塊の世代が皆75才以上になる時代になって来て、皆さんはこれから自由な時間を持て余すのではないかと思いますけれども、自分なりに何かやりたいなと考えている人も沢山いると思います。これからリタイアされる元気なシニアが増えてくる中で、その方々にとって地域デビューするきっかけが難しいわけですが、何か「こうしたら良いんだよ」というようなアドバイスがあれば教えてください。ご自身が「地元に溶け込み始めたきっかけ」と後輩たちに「こうやったら良いよ」というアドバイスをお願いします。

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A:これからリタイアして体力と時間のある方については、身近な町会活動から入ることをお勧めします。1日やろうとすると大変ですので、10分でも15分でも自分の好きな事、興味のある事の時に参加してみるのも良いと思います。それが繰り返されていくとお互いの顔を知り、話が広がっていくということです。町会の役員になるとその分の「責任を感じなくてはならない」とか、「1日中何かしらやらなくてはならない」とか、「何年もやらなくてはいけない」とかではなく、「自分が手伝える限定された時間で十分」だと思います。たとえ短い時間でもちょっと参加できるような気持になれたならば素晴らしいことだと思います。町会の中にもいろいろな事業がありますのでご自分に合ったものを見つけ、例え短時間でも参加されたらよろしいと思います。なお、受け入れる側の注意点は、参加されようと思われた方にもいろいろな性格の方がおられますので「強引な引込やお声掛けをしてはならない」と思っています。「なんとなく雰囲気づくりをしてご協力を仰ぐ」という姿勢が相手に伝わってくれれば良いのかなと思います。こんなことが地域デビューに羽ばたくきっかけになるかも知れません。

f:id:jiajiawarabi:20210817163627j:plain埼玉県 鳩山町の「広報はとやま2017.1月号」では、シニアライフアドバイザー 松本すみ子氏が『60歳~80歳までの自由時間は約10万時間で、これは生涯労働時間と同じ長さです。その時間を、家に閉じこもって過ごすのではなく、地域とつながる方が面白いことを見つけられます。』と話されています。また、埼玉県では2018年にアクティブシニアの社会参加支援事業をスタートし、ボランティアや地域活動、就業などシニアの「地域デビュー」を後押しする取組を積極的に行う市町村を、モデル市町村として支援しています。リタイア後の自由時間はボランティアや地域活動に参加し、社会との繋がりを絶やさないようにしたいものです。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動5/6」

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動4/6」第4回目9月18日(土)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。

≪土曜塾(わらび学校土曜塾)とは何か≫

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「放課後子ども教室」同様、毎年度末に学校と行政と実行委員会の方で次年度の計画を打ち合わせております。これは、教室の開設日程だとか参加希望者の応募要項をどんなものにするかとか、そんなことを行っております。

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①.目的:「行政・家庭・地域が連携協力し、子供を育む環境づくりを推進する。児童の自主的な学習(宿題・課題・ものづくり)をサポートし、子供達に学ぶ楽しさを教え、基礎学力の向上や学習習慣の定着を図る。」。②.次に学習内容:「自習形式による基礎学力の向上、学習習慣の定着。特別授業(ものづくり等の体験的講座を学期に1回程度)」。③.組織:「各校区に、学校土曜塾実行委員会を組織し、運営を行う。塾長1名、副塾長1名、学習アドバイザー4名、安全管理委員2名、(スタッフ12名が交代)(放課後子ども教室兼務者 シニア5名参加)」。④.開設日の内容:「授業内容は45分を1コマとして2コマ行い、間の休憩は10分間としています」。内容としては、まず児童の一言挨拶を必ずやってもらいます。開設は隔週におこなわれるため、その間には子供たちに何らかのアクションがあったと思われますので、「何でもいいから一言しゃべってください」ということです。1時間目は宿題や自主勉強で、塾へ行っている子供たちの中には課題をやる子もいます。授業で不明な所をその場で解決していく子供もいます。2時間目は学年別にグループ問題をやります。グループ内で相談して時間内に解答をだし、余った時間は自習等を行っています。参加児童は3年~6年まで定員は30名ですが、例年ですと23名から28名くらいが参加しております。⑤.特別授業の実施状況:「モノづくりの体験」科学教室と称しており、科学実験をして「なぜかな」「なんでだろう」と考えてもらえればありがたいなと思っております。

次の写真についてお話します。

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これは授業の様子です。1階の図工室を使い、このテーブルは4人が座れるようになっています。

さて、科学実験でございますが、1.空気パワーの体験(ホバークラフト)。2.イクラのコピーを作ろう(化学物質の反応)。3.コマの秘密(首振り運動とジャイロ効果)。4.静電気の実験(手をつなぎ電気が流れてピリピリ)。5.磁石はすごい(磁石 を食べるスライムを作ろう)。こんなことをやっております。

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ホバークラフトを作りました」これは小さなモーターを使って、ホバークラフトが前に進むのはなぜか、なぜビニール袋が膨らんで進むのか。「なぜ?」という実験ですね。これは磁石のN極とS極の相反する力を利用して浮いているわけですね。

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「コマの秘密(首振り運動とジャイロ効果)」もあります。

「磁石の力はすごい」ということですね。この連なっている小さな玉(磁石)が一つひとつ増える毎に下の重りが幾つ付くだろうか。下の鉄の円盤みたいな重りは50円硬貨位の大きさのものですが、これが何枚ぶら下がるのかということです。

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「迷路を作ろう」これは25cm四方の板に釘で迷路を作りました。スタートして最後のゴールの所に窪みを作り、そこまでビー玉が上手く転がっていけるかどうか。しかも簡単に到着するのではなく、なるべく難しい迷路を作る。そういうテーマの下にゲーム遊びの道具を作りました。

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それでは土曜塾に参加した感想はどうなのということでございます。保護者から見ると「だらだらせず規則正しくなった。楽しくできて有意義。宿題を自主的にするようになった。集中して勉強ができる。宿題を土曜日に終わらせる目標が出来た。」これをお聞きしていると、それぞれにいい点があったんだろうという感じはします。

次に参加している子供から見るとどうなのかということでございます「先生が優しく教えてくれる。気軽に聞ける。勉強がはかどる。丁寧に教えてくれ解りやすい。」こういう素晴らしい先生が多いようで、非常に有難い感想をいただいております。

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また「土曜塾(わらび学校土曜塾)」も蕨市の広報誌(平成30年2月号)で取り上げていただきました。

≪運営にあたっての信念≫

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以上でご説明は終わりにさせていただきますが、運営にあたっての私の信念でございます。前から言われていることではございますが、今の子供たちに「サンマ(3間)」の機会を提供したい。「時間」「空間」「仲間」を作り出す場の確保とその楽しさです。今の時代はオンラインだとかデジタル教科書だとか英語だとかで低学年から塾に行く子が増えています。しかしそんな中でも「遊びを忘れてもらっては困る」。そんな間(3間)を提供したい。それから「F・M・C」の気持ちで接していきたい。「F:Father=父親のように時には厳しく」「M:Mother=母親のようにときには優しく」「C=Child=時には子供のように」という姿勢でこれからも臨んでいきたいなと思っております。さて、子供たちと接して十数年、いつも感じることは未来ある子供たちを育成するために行政・学校・地域の皆様方が相互に連携・協力し、この多様な社会で学力のみならず生きる力を少しでも多く身に付けてほしいと思い活動しております。

令和元年度と2年度は新型コロナウイルス感染の心配もあり開設できませんでした。1年生・2年生に限らず在校生の皆様とはお会いできず非常に残念です。スタッフ一同早くお会いできることを心から願っております。

ご清聴有難うございました。以上で説明を終わらせていただきます。

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今回は「わらび学校土曜塾とは何か」をお送りしました。明日は「受講者様からの質問」をお送りします。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動4/6」

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動3/6」第3回目9月17日(金)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。

≪「放課後子ども教室」とは何か≫の続き

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校庭では何をやるか、外ではもう野球が好きな子が勝手に集まって遊んでいますので、安全管理委員はやはり「安全に遊んでいるかどうか」を見守っていなければなりません。

ジャングルジムも同様です。中央小学校の南西側に草原の広場がありますので、季節になるとそこで子供たちは昆虫取りをして楽しんでいます。

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ここでは秋になると学校の授業にもある大縄跳びの練習です。大縄を回すのは大変なんですね。上手に回せるかどうかが、うまく飛べるか否かに関わるということです。ここにも安全管理委員の方が見守って遊んでもらいます。

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この大きなボールはキンボールと呼ばれているもので、外では使えないため体育館を利用させていただきました。市のスポーツ課の方に指導していただき、注意事項をお聞きしてから遊ぶということになります。このボールも市のスポーツ課経由でお借りすることになりますが、大きいボールですから結構遊びがいがあります。

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さて校舎の裏には体験菜園が2面あり、土起こしの作業はスタッフの皆さんがかなり骨を折って行います。4月~5月頃に子供たちには植え付けをやってもらい、秋には実った野菜を実際に収穫してもらいます。収穫の時には子供たちが大勢集まって手伝ってくれます。かぼちゃだとかピーマン・トマト・ジャガイモ等の収穫、こういったものを体験の中に取り入れております。こういう元気な子供たちを見て私達シニアも元気をもらい、次回開設への活力になっております。

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放課後子ども教室が終わると今度は「放課後児童クラブ」に送り届ける子供たちの準備で、名前の確認と人数を数えて施設まで引率して引き渡します。またそれ以外の子は保護者がお迎えに来たときに子供たちを確認して引き渡す。ということで通常の1日が終わります。

≪放課後ニュース≫

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放課後子ども教室では平成19年から毎年度末にその年1年間に行った行事を「放課後ニュース」として発行しています。これを保護者並びに関係部署に配布・広報し「子供たちが1年間にこんなことをやりましたよ」「こんなに楽しんでいますよ」ということを知っていただきます。放課後子ども教室では毎年行う様々な行事と、数年に1回行う特別な行事があり、何れも「放課後ニュース」に載せ、保護者の方々にご報告しています。以下の写真を見ていただきながらご説明します。

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まずはお手前体験でお茶の作法のほんのさわりですね。それを中央小の近くにお住いで蕨市文化協会の先生の方にご協力していただき、お茶のまねごとの指導をお願いしています。

マジックショーで、埼玉マジッククラブの専門の方に来ていただいてマジックショーを開催いたします。ショーを行う会場の横には「放課後児童クラブ」の教室がありますので、お声掛けをして一緒に見ていただきます。

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この写真はクリスマスイベントでビンゴ大会をやった時のものです。まず高学年の子供(4年生・5年生)に司会進行を全て任せ、後はビンゴした子供たちに司会者から商品を渡してあげる。という遊びでございます。

神楽もやりました。江戸神楽といって「丸一仙翁社中」に所属されており、蕨市の北町にお住いの芸人の方です。この方をおよびして神楽をやってもらいました。1年生や2年生は目を丸くしてみています。

蕨市中央地区の生涯フェスティバル≫

子供たちが作った作品を毎年1回蕨市中央地区の生涯フェスティバルに出展しております。これらは作品によって7月頃から準備するもの、9月になってから準備するもの等々いろいろですが、その内容については放課後ニュースに載せて保護者並びに関係部署に配布・広報しております。

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これは出展作品の花火でございます。東日本大震災2年後の2013年に作ったもので、写真では少し見難いですが下の方にピンクの文字で「とどけー! ひさいちの おともだちへ」という言葉が書かれておりま す。ちなみに、この作品は毛糸とシールで作ったものです。

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先ほどもお話ししました押し花になりますが、押し花の作品は栞だとかハガキが多く作られています。

こういうものを作って楽しんでいます。

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これは「絵を描いた壁と四角い家」という作品で、四角い箱の4面に子供たちが描いた絵を張り付けて積み上げ、一つのピラミッド型の家を作ったものです。この家を作るときにはスタッフの工作指導員の方に頑張っていただきました。

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さて、蕨市で発行している広報誌で平成19年8月号です。中央小の放課後子ども教室はこの年の7月に第1回を開設しましたので、そのスタートした時の様子を市の広報誌で取り上げてくださいました。「地域のあなたのお力を放課後子ども教室に貸してください」要するにこの時はまだスタートしたばかりのため、多くの小学校でスタッフが中々集まらないという事情があったようです。そういう意味で「地域の方のお力をお貸しください」という見出しになりました。

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スタートしてから10年後に発行された広報誌、平成30年2月号に中央小放課後こども教室の活動が載りました。「地域ぐるみで育む元気なわらびっ子」ということで最近の様子を載せていただきました。右上の写真はスタッフの方と参加している子供たちが紹介されています。

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今回は「放課後子ども教室とは何か」の後半部分をご紹介しました。明日は「土曜塾(わらび学校土曜塾)とは何か」をお送りしますのでご期待ください。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動3/6」

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動2/6」第2回目9月16日(木)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。

≪「放課後子ども教室」とは何か≫

「中央小学校の放課後子ども教室」についてのお話になりますが、毎年度末に学校と行政と実行委員会の方で次年度の計画を打ち合わせております。これは、教室の開設日程だとか参加希望者の応募要項をどんなものにするかとか、そんなことを行っております。

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このグラフは 「2019年度の蕨市7校の学年別参加児童数」はどうかということで、左端から1年生・2年生・3年生と続き、各学年の茶色い棒は蕨市7校全体の数で1年生の場合266名になります。2年生は264名、3年生は166名になります。要するにこの1年生・2年生・3年生で8割くらいを占めていることが分かり、その後4年生は89名・5~6年生は合わせて43名と極端に少なくなっています。

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中央小学校は平成19年6月地域の協力者によって実行委員会を立ち上げ、7月2日に「第1回放課後子ども教室」を開設しましたが、その時の参加児童は88名でした。

それでは「放課後子ども教室」の1日の予定ですが、写真を見ていただきながら紹介いたします。

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まず2時には実行委員が全員集合して使用する教室や廊下の掃除他、遊具を設置して受け入れ準備を始めます。2時30分頃には子供たちがやって来ますので出席簿と名札の準備をして受付態勢を整えます。

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子供たちが集まり始めると、受付を済ませた順に教室内に入り宿題を済ませるよう学習アドバイザーが指導しております。3時頃からは子供たちの自由時間で、宿題を直ぐ済ませた子は遊び始めますが、宿題が多くてなかなか遊びに行けない子もおります。また「今は宿題をやらないで家に帰ってからやるんだ」という子は直ぐに外に飛び出していきます。室内では手編み・押し花栞・読書・折り紙等々好きなものを選んで遊んだり体験したりしてもらいます。

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校庭では、野球・ドッジボール・サッ カー・鬼ごっこなどで体を動かす子がいれば、虫を追いかけている子もいます。

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4時30分ころにはお帰りの支度に入ります。この頃から保護者がお迎えに来ますのでその引き渡しや、「放課後児童クラブ」を利用する児童の人数を確認し、引率して敷地内外2か所の施設に送り届けています。それ以外の子供については保護者の迎えをお待ちし、確認したうえで引き渡しを行います。5時頃にはほとんどの子供が帰りますので、実行委員全員で机や遊具の後片づけをした後、5時30分~6時にかけて各自持ち場の情報交換を行います。これが意外と大事なんですね「今日は子供たちの様子はどうだったか」「体調は」「怪我をした子は」「誰と誰が喧嘩していた」とか、そういう情報を共有して皆さんで次回の開設に備えます。夏場と冬場では終わる時間が少し違いますが、5時30分~6時には実行委員が解散します。

≪放課後子ども教室では子供たちに楽しんでもらえるよう、様々なイベントを行っています≫

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通常ですと例年5月中旬に1年生をお迎えし、お祝いムードを盛り上げるため簡単な飾り物を作って歓迎イベントを行ったりするんですが、ここ2年ばかりは出来ておらずちょっと寂しい感じです。新1年生が初めて受付にやって来た時には我々も心躍る感じです。要するにピカピカの1年生で、幼稚園児からまだ脱皮し終えていない状態ですのでとても初々しく感じます。

1年生全員が集まりましたら、まずは教室の中で自己紹介をします。新1年生は何年何組のだれだれとみんなはっきりとしっかり自分を紹介することが出来ています。実行委員も同様に自己紹介を行います。それから遊ぶ時の約束事「みんなと仲良くしなさいよ」「あぶないことをしてはいけませんよ」「黄色いジャケットを着ている実行委員の人に何でもいいから相談してくださいよ」と説明します。子供たちは宿題に入ります。分からないところを学習アドバイザーの方に聞いている子もいれば自分で真剣に考えている子もいます。教室に入ったら直ぐ集中して早く宿題を終わらせて遊びに行きたいという子の姿がとても多く目につきます。

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それからモノづくりの経験ということで、ビニールシートやビニール袋を使ってふにゃふにゃタコなんてものを作って校庭で上げて遊んでいます。これらについてもスタッフの工作担当の方に加え、安全管理の男性陣や女性陣の皆様が手伝い、子供たちに作品を作ってもらいます。

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これは「わらてつまつり(蕨市で行われている鉄道祭のことで後日記事にします)」に参加した時の写真ですが、祭に参加するため段ボールで電車を作ったものです。わらてつまつり当日にはこの段ボール電車を持って参加しました。

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次はリース作りです。12月の作品としてはタイムリーなものなので、このリース作りを子供たちに指導して作ります。他にも「押し花葉書」や、子供たちに好きなもの、夢のあるものを作ってもらおうということで、木くずを自由に組み合わした作品「夢」も作りました。これらは後でお話します「蕨市中央地区の生涯フェスティバル」に展示させていただきました。

教室には図書が120冊くらいあり、貸し出しも行っています。但し「本の利用カードを書きなさい」そして「1週間後の月曜日には必ず返しましょう」という約束ごとを守っていただくようにしています。読書が好きな子どもたちは毎回のように借りて帰ります。

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今回は「放課後子ども教室とは何か」の前半部分をご紹介しました。明日は「放課後子ども教室」とは何か」の後半部分ですのでご期待ください。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動2/6」

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動1/6」第1回目9月15日(水)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。

≪放課後こども教室と放課後児童クラブと土曜塾≫

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次に、放課後こども教室は文部科学省、放課後児童クラブは厚生労働省と管轄が分かれていますが、双方には運営の違いがありますので、両方を結び付ける対策として二つの方法をお話しします。それぞれを「一体型」と「連携型」と称していますが、これは何かといいますと「小学校の敷地内に放課後子ども教室と放課後児童クラブが存在する」というのが一体型で、「小学校の敷地内に放課後子ども教室があり、小学校の敷地外(児童センター等)に放課後児童クラブがある」というのが連携型です。これは子供にとっては何ら問題ないわけでして、あくまでも運営側の都合です。

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次のグラフは、埼玉県の教育委員会からの資料で、「放課後子ども教室」と「土曜日の教育支援(土曜塾)」の実施状況です。埼玉県の場合はどうなんだろうかということです。まずは「放課後子ども教室」で、平成28年から対象学校数(実践)と実施市町村数(点線)です。見てお分かりのように、平成28年から令和1年にかけて対象校や実施する市町村の数が増えてきましたが、新型コロナウイルスの影響により令和1年から令和2年にかけて極端に減ってしまいました。

「土曜日の教育支援(土曜塾)」についても同じ傾向が見られます。新型コロナウイルスの影響が子供たちを集めて育成するということに「いかに影響せしめているか」ということがはっきりと分かります。

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この写真は中央小学校の体育館で子供たちが遊んでいるところです。子供たちの遊ぶところには何時もシニアの安全管理委員が付いて「怪我のないように、安全に遊べるように」と見守っております。

今までに出てきた話の中で「放課後子ども教室」「土曜塾」「放課後児童クラブ」という3つの事業がありました。

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そもそもこれは何が違うんだろうか?ということです。一つには管轄が違うということで、もう一つは開設日時がそれぞれ独自に決められているということです。中央小学校の放課後子ども教室は毎週月曜日の午後2時~5時までの開設で年間35日前後。土曜塾は隔週土曜日の9時30分~11時30分までの開設で年間23日前後。放課後児童クラブは日曜日を除く毎日で、午後1時から夜の6時~7時頃までやっています。ただし、ケースバイケースで時間は更に伸びることもあるようです。

放課後子ども教室の場合、利用施設は基本的に余裕教室を使うというのが前提で、中央小学校を例にしますと今は余裕教室2つをお借りし、体育館と校庭も使わせていただいております。土曜塾については教室を1室お借りしています。放課後児童クラブは常設教室が中央小学校の中に1室ある他、学校の敷地外(児童センター)にも施設があります。

これら3組織の趣旨の相違は何かをお話します。放課後子ども教室はどんなところかというと「安全・安心な活動拠点を確保し、スポーツ、文化芸術活動、住民との交流の機会を提供することにより、地域社会の中で心豊かに育まれる環境づくりを推進する」と謳われています。それでは土曜塾は何をするところかというと「児童の自主的な学習をサポートし、学ぶ楽しさを教え、学力向上、学習の習慣の定着を図る」。放課後児童クラブについては「保護者などが就労等で不在のため適切な監視が受けられない児童の健全育成を図る」ということです。それぞれ素晴らしい言葉を使われていますが、目的とするところは全て子供の育成でございます。

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次に対象児童はどうかというと、放課後子ども教室は「小学校全学年の児童が対象となり、条件はありません」。土曜塾については「小学校3年以上6年生で定員は30名まで」としております。放課後児童クラブは「小学校1年から6年までが対象で、保護者の就労等に伴う保護者が不在・保護者の疾病」他、いろんな条件があるようです。

指導員は何が違うのか、放課後子ども教室、並びに土曜塾については「特に資格は必要なく、多少の謝礼金も支払われます」。土曜塾については「塾長はどこの学校もだいたい元教師が多いように聞いています」。放課後児童クラブは「スタッフは基本的に資格が必要ですが、一部には地域の方がお手伝いで入ることもあるようです。なお、最近は業者へ委託することが多くなってきている」とのこと。

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今回は「放課後子ども教室」「土曜塾(土曜日の教育支援)」「放課後児童クラブ」をご紹介しました。明日は「放課後子ども教室とは何か」です。ご期待ください。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動1/6」

2021年8月12日(木)笑楽日塾塾生の新井邦夫さんが「シニアの地域活動」と題し、ご自身がリーダーとして活躍されている蕨市立中央小学校の「放課後子ども教室」と「土曜日の教育支援(土曜塾のことで蕨市では、わらび学校土曜塾という)」をメーンに、「放課後児童クラブ学童保育)」を含めたお話をしてくださいました。(注:以下当ブログでは「放課後子ども教室」「放課後児童クラブ」「土曜塾」で書きます)。

子供たちの放課後の過ごし方をサポートするスタッフには、若い方はもちろんですがシニアの方も沢山おられますので、リタイア後のシニアの方が地域活動に参加して大活躍されていることが良くお分かりいただけることと思います。なお、「放課後子ども教室」と「土曜塾」は文部科学省の管轄、「放課後児童クラブ」は厚生労働省の管轄になります。今回の講座はこの3つの事業についてお話いただきましたので、それぞれの違いが少しややこしいかもしれませんがなるべく分かり易く書きたいと思います。今日から13日までの6日間で6回に分けて投稿します。

≪荒井塾長挨拶≫

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東京オリンピックが無事に終了いたしました。そしてまた24日からパラリンピックが始まります。この日本が燃えた時代、これが8月でございまして、この間は新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言が発令され続けておりました。いまのデルタ株というのは感染力が非常に強くて、我々の想像を超えているものです。この新型コロナウイルス感染者の激増は、誰も止めることが出来ないという苦しい状況でございます。

そのような中、今夜はオンライン公開講座にご参加いただきまして誠にありがとうございます。昨年8月に始まりました講座が7月で終わり、今夜からPartⅡが始まります。私たちの1年間の活動状況を蕨ケーブルテレビジョン株式会社が明日8月13日(金)から30日(木)まで、全12回シリーズを放送してくださることが決定しています(注:現時点で放送は終了しています)。

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PartⅡの第1回公開講座開始に当たり一言ご挨拶申し上げます。前回で一通り終わりましたので打ち切ろうかと思いましたが、多くの方から「いや、まだコロナも続いているし、我々のこの勉強会ももっと続けようじゃないか」というお話があり、講師を募りましたところ7つのお話が集まりました。このオンライン講座がコロナウイルスで日々の行動を制限され、ストレスが高まっている皆様の気分を少しでも明るくしてくれることを願い、PartⅡ第1回公開講座開会の挨拶と致します。

さて、今夜は「シニアの地域活動」と題し、リタイアされた後に地元の大きな町会の運営とその行事を手伝う一方で、蕨市立中央小学校の「放課後子ども教室」や「土曜塾」のリーダーとして、地域の子供たちに遊びやマナーを時には厳しく時には優しく指導しながら、生き生きとした活動をされている塾生の新井邦夫さんがシニアの15年に渡る活動を振り返り、「地域に溶け込んで人生100年を楽しむ生き方」を熱く語ってくださいます。ご期待ください。

≪新井邦夫塾生講演≫

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ただいま丁重なるご紹介いただきました新井でございます。今日は「シニアの地域活動」についてお話しさせていただきますのでお付き合いください。

蕨市には多くのコミュニティがあり、身近なところでは地域の町会活動他、様々なスポーツの団体や文化芸術団体などで活躍されているシニアの方が沢山おられます。また、子供たちの育成に尽力されている方々もおられます。

私たちが蕨市立中央小学校で子供たちの育成活動をしている事業に「放課後子ども教室」と「土曜塾」というものがあります。これらの事業の中にもシニアの皆様が大勢活躍されておりますので、これからご紹介させていただきます。なお、私は教育関係者でも専門家でもなく、ボランティアの一人でございます。「放課後児童クラブ」に関しても少しお話ししますが、この活動には係わっていません。

今日お話しするにあたりましては、参考資料として以下の資料を使わせていただきました。「第2期蕨市の教育振興基本計画の骨子」「埼玉県の教育委員会〔地域学校協働活動〕実践事例集」「蕨市放課後子ども推進事業実施要項 放課後子ども教室実行委員会資料」「厚生労働省公表資料」「文科省発行〔放課後子ども教室〕パンフレット」。

お話の順番ですが、最初に「蕨市放課後子ども教室の創設経緯」で、平成19年より地域学校協働活動推進の一分野としてスタートし、今後もさらなる人材や団体などの参画が予想されています。2番目には「埼玉県と蕨市の実施状況」。3番目は「中央小学校の放課後子ども教室活動状況」。4番目に「中央小学校のわらび学校土曜塾について」のお話を進めていきたいと思います。

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お話しするにあたりまして、まず子どもたちの元気な顔を見ていただきたいと思います。ピカピカの1年生で、例年ですと5月中旬が「放課後子ども教室」デビューになります。このときの1年生たちはみんな幼稚園から上がったばかりで、小学生にはなったもののまだ幼稚園並みと言ってもいいかもしれません。ところが、半年から1年経つとすっかりと小学生らしくなります。ここでは出席簿に「来たよ」という印のつけ方を教えてあげ、教室に入っていただきます。

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さて、子供たちを取り巻く環境の変化ですが、蕨市教育基本方針(これは令和2年度から6年度に渡るものです)の1つ目に「確かな学力と豊かな人間性をもちたくましく生きる子供の育成」。2つ目に「交流の輪を広げる生涯を通じた学びの支援」です。

それから、社会環境がここにきて大きく変わってきております。「急速な少子高齢化グローバル化などによる社会環境の変化」「地域では地域社会の希薄化や家庭の孤立化などの課題」「いじめや不登校・貧困など、子供を取り巻く問題の複雑化と困難化」。というように背景の変化が起きております。予測がつかないこれからの世の中を、柔軟に生きぬいていける人材の育成が必要となり、学校だけでなく地域社会も責任を持ち、社会総がかりで子どもを育んでいく必要があるということです。

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この対応策として【放課後子どもプラン】が考えられ、『各市町村において、教育委員会が主導して、福祉部局と連携を図り、原則として、すべての小学校区において、文部科学省の「放課後子ども教室」と厚生労働省の「放課後児童クラブ」を一体的あるいは連携して実施する総合的な放課後対策を推進する。』というもの。「放課後児童クラブ」は蕨市の広報などには「留守家庭児童指導室」という言葉が使われていて、ちょっとややこしい面もありますが同じものです。

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放課後子どもプラン】は平成19年に制定されております。1つには文部科学省管轄の「放課後子ども教室」で、これは地域住民の参加がなければ運営が難しいため地域の方々にも参加していただいております。全ての子供を対象として「安全安心な子どもの活動拠点を設け、地域の方々の参画を得て子供たちと共に勉強やスポーツ・文化活動・地域住民との交流活動等の取組を推進する」というものです。もう1つは厚生労働省が管轄している「放課後児童クラブ」で、先ほど申し上げましたように「留守家庭児童指導室」のことです。これについては資格保有者の方が中心になり、地域住民の方が一部お手伝いしており、この趣旨は「共働き家庭など留守家庭の児童に対して放課後に適切な遊びや生活の場を提供し、その健全な育成を図る」ということが謳われています。

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今回は放課後子どもプラン設置の経緯などについてお話しくださいましたが、明日は「放課後子ども教室」「土曜塾(土曜日の教育支援)」「放課後児童クラブ」についてです。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

会報誌「笑楽日塾だより」シニアの風⑥

8月18日投稿分の「笑楽日塾だより」シニアの風⑤の続きで今回は6回目になります。

今回も3篇をご紹介しますが、人生経験豊富な塾生がそれぞれの立場でご自身の思いを書かれていますので、その多彩なお話しに敬服いたします。もし、皆様が興味をお持ちいただけるようでしたらご紹介冥利に尽きます。

今回ご紹介しますシニアの風3篇は2019年5月~7月に書かれたものです。当時の時代背景をご考慮のうえお読みください。(塾生全員の持ち回りですので3篇の筆者は別々です)。

第16篇:「高齢者運転事故に思う

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先日、運転免許証更新の案内がきた。今回は講習が2回になっている。1回目は認知機能検査。まずこれを鴻巣の免許センターで予約する。それから蕨警察署で検査(試験)を受ける。これは記憶力の検査が30分で750円。イラスト16枚の記憶テストで、そのイラストは県警のHPに出ている。次に高齢者講習を予約する。認知機能検査で76点以上取れば高齢者講習が5,100円、76点未満は7,950円。

私も80才になるが、まだ免許返上は考えていない。しかし、池袋の暴走事故をはじめ最近のアクセル踏み間違い事故を思うと、俺の車も自動ブレーキ付きに買い換えないとだめかなと不安に思うこともある。

法律で80才以上は自動運転車、または自動ブレーキ付きしか運転できないようにしてはどうか。買い換えには補助金を出して。悲しい思いを、つらい思いをする人を一人でも減らすためにも、業界も企業も、政府も総力を挙げて取り組むべき課題と思う。そのためのコスト/税金投入ならば、国民は賛成するだろう。

以上

第17篇:「シニアの生きがい・楽しみを改めて思う

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リタイア後、生きがいや楽しみを持つことは絶対に必要です。健康でお金があって(私にはお金はありませんが)時間だけがたっぷりあってもむなしくなる時があります。シニアが老後に安心して楽しく暮らすには、健康、お金、そして生きがいが必要です。シニアになってからの楽しみは、現役世代のような結果や酬いではなく、自分らしい生きがいとなるものを探し、他人の笑顔、おいしい空気、仲間とのおいしいお酒や会話、楽しく過ごしす時間は生きがいになります。

生きがいには、夢や目標になるもの、充実感・達成感を得られるもの、成長を自覚できるもの、人の反応のあるもの、人の役に立つこと、社会に貢献することなどが考えられますが、ボランティアへつながる趣味、友達づくりへつながる趣味、体力向上、体力維持へつながる趣味、地域貢献につながる趣味も重要です。

今の私には、月1回開催される「笑楽日塾」塾生の方々との会話とおいしい食事とお酒、若い仲間(30~60代)と楽しく演奏するボランティア活動Live(ギター)、2年目になる「絵手紙」、そして元会社のOB会役員で行うOB会員(620名)への隔月発行の情報誌(OB会だより)発刊と労使との会合など、昔の同僚や諸先輩の方々の役にだつ事で毎日の自分の生きがいや楽しみにつながっています。

以上

第18編:「60才からのひとり旅

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今年4月、予てより訪れたかった紀伊半島の聖地、熊野へひとり旅に出かけた。思ったより熊野は遠く、おおよそ一日掛かって熊野三山の一つ本宮温泉郷に午後4時頃到着した。熊野川の支流大塔川の川原を掘ると熱い湯が湧き出すという全国でも珍しい仙人風呂が出現する川湯温泉の民宿に宿泊した。宿泊者は欧米人や韓国人のグループ、それに日本人は私一人だけだった。「いつ頃からこんなに外国の方が来るようになったのですか?」と聞いてみると、「熊野古道世界遺産になった15年前頃から段々増えてきましたね。」と民宿の女将さんから答えが返ってきた。翌日中辺路7キロを本宮大社まで名古屋から来たという青年と杉木立の中を歩いた。途中欧米人とすれちがいざまに質問を受けることもあったが、単語のみでの会話でなんとか教えることができた。静かな森の石段を登り詰めると、神武天皇ゆかりの八咫(やた)烏(がらす)(架空の鳥)の幟が目に入ってきた。熊野三山の中でも、古式ゆかしい本宮大社は明治22年(1889)の熊野川の大洪水で流出を免れた社殿をそのまま高台に移築したものだ。川の中州にあった本宮の跡(大斎原)には日本一の大鳥居が建てられた。

その後、速玉大社、那智大社と三山を巡った。「熊野川本宮大社」「那智の滝那智大社」「コトビキ岩の速玉大社」それぞれ川・滝・岩が御神体になっている。古代人の目にそれらが触れた時、畏敬の念に駆られたのは当然ではなかったか。

現役時代、司馬遼太郎の小説「街道を行く」を読み日本の「歴史と風土」に興味を持った。城下町やお城、神社仏閣や庭園、町並みや伝統文化など各地の史跡をこの9年間少しずつではあるが探索した。拙い経験の中で日本の縦長の日本列島から風土的気質や性格、思考方法が違うように思えることがあった。そんなことを想像しながらこれからも各地方を巡り、興味・関心のある史跡を思う存分堪能し見聞を広げていきたい。

以上

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f:id:jiajiawarabi:20210817163627j:plain以上シニアの風3篇をご紹介しました。

警察庁が発表している交通事故統計では高齢運転者を65歳以上と定めています。もみじマーク(高齢運転者標識)は70歳以上の高齢者に努力義務規定。高齢者の運転免許証更新時には75歳から講習前に認知機能検査を実施。厚生労働省も高齢者を65歳以上と定めているとか。高齢者に関する定義は様々ですね。

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日本は世界でも指折りの長寿国になりました。年をとってもピンピンしている健康な高齢者が「地域に溶け込んで人生100年を楽しむ」。そんな生き方を実践している方を見つけて見習いたいもの。亡くなる直前まで元気で暮らすピンピンコロリの人生でありたい。まずは毎日体を動かし、長野モデルといわれるものを学ばなくては。

私が紀伊半島で行ってみたい3ヶ所:弘法大師空海が開いた真言密教の聖地「高野山」で”阿字観”を体験。高野山から熊野古道(熊野参詣道小辺路経由)を「熊野本宮大社」まで歩いてみる。写真家の土門拳が雪景色を撮るために何回も通ったという「室生寺」。これからも夢を見続けますが、全てコロナの収束が前提ですね。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

8月12日(木)に行われた第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送中です。明日9月9日(木)まで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第2回は9月9日(木)20時より「環境にやさしい緑のカーテン」と題し、鶴ヶ島市を中心に活動されている「つるがしま緑のカーテン市民実行委員会(愛称:みどりかぜ)」代表で「埼玉県環境アドバイザー」を務める前田則義様が、夏の強い日差しを和らげエアコンの使用頻度を減らした省エネ効果等、ヒートアイランド対策に効果があると言われる「緑のカーテン」の普及を広めながら、人生100年を楽しむ生き方をお話してくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第10回笑楽日塾定例塾会「SDGs」

2018年12月13日(木)今日は記念すべき第10回笑楽日塾の定例塾会開催日。旭町公民館小会議室で18:30~21:00まで行われました。

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まずは塾長の挨拶があり、その後に世話役さんから『今、世間ではSDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)がクローズアップされている。塾としてもそうした方向に何か貢献できる活動をするというのもひとつの方向性ではないか。』といった誠にレベルの高い提案が示され『実現は難しくとも常にアンテナをしっかり張っている笑楽日塾塾生となるように情報を共有しょう。』ということに。

この時点(2018年暮れ)でのSDGsは、多くの塾生にとってまだちんぷんかんぷん状態でした。しかし翌年(2019年)の秋には笑楽日塾でも「環境公開講座(私たちの暮らしと地球温暖化)」と題し、受講者を募りセミナーを開催するまでに至ったことはことは流石です(このセミナーに関しては後日記事にします)。

今から3年前にはかなりマイナーだったと思われるSDGsも、その後新聞やテレビ等のマスコミに取り上げられるようになり、その言葉を聞かない日はないほど多くの方に認知され、大変喜ばしく思います。

それぞれの学校の方針にもよるようですが、今では小学校でも国際的な取り組みの一環として注目を集め「総合的な学習の時間」内で授業として取りあげており、その成果はSDGsのみならずグリーンコンシューマー等の知識を含めて大人顔負けです。

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少しご紹介しますと、「ESD‐SDGs」と言われる教育が行われているとか。ESDは持続可能な社会の創り手を育み、社会や世界の様々な側面を総合的に学習する教育。SDGsは2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、地域や社会・国・世界などが抱える様々な課題の解決に向けた目標と取り組み。つまり、この二つを組み合わせたが「ESD‐SDGs」と言われるもの「ESD‐SDGs」は、各学年のレベルで課題をこなしたり、上級生と下級生が一緒になって取り組んだり、時には保護者も一緒になって考えたりする学校もあるそうです。

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近年は夏場に猛暑日が続くため水分の補給は大事で、私の勤務先マンションから通学している小学生は皆さん水筒を持参しています。それに対して大人が通勤時のカバンに入れている水や、勤務先のデスクの上に置かれているお茶はペットボトルに入ったものが多いのではないでしょうか。子供たちは普段意識しなくても通常の生活の中で当たり前にSDGsを取り入れているわけです。

SDGsは目標の数が多く、内容も奥が深いため「目標を達成した!」という終りはありません。また個人の努力だけで解決できるような問題でもありませんので、努力しても不完全燃焼と葛藤する日々の連続と思います。しかし、例え小さなことでも自分たち一人ひとりが行動しなければ何も変わらないのも事実。正解がなく最終到達点のない問題に立ち向かう。困難な事とは思いますが自分たちにできることを模索し続けることが大事です。

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国連広報センターが「持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクション・ガイド」を出しています。そこには「世界を変えるためにあなたができることはたくさんありますが、その一部をこのガイドでご紹介します。」と書かれています。アクションの難易度によって、レベル1~レベル4までの4段階に分かれており、それぞれに10項目前後が紹介されていますので、各レベルから私のお気に入りをご紹介します。

レベル1:「ソファーに寝たままできること」:照明を消そう。テレビやコンピューターの画面は意外と明るいから、必要のない時にはそれ以外の照明を消しておこう。

レベル2:「家にいてもできること」:短時間のシャワーを利用しよう。ちなみに、バスタブ入浴は5~10分のシャワーに比べて、水が何十リットルも余計に必要になるよ。

レベル3:「家の外でできること」:買物は地元で!地域の企業を支援すれば、雇用が守られるし、長距離トラックの運転も必要なくなる。

レベル3:「家の外でできること」:「訳あり品」を買おう。大きさや形、色が規格に「合わない」という理由だけで、捨てられてしまうような野菜や果物がたくさんあるよ。

レベル4:「職場でできること」:若者の相談相手になろう。それは誰かをよりよい未来へと導くための、思いやりある、刺激的でパワフルな方法です。

レベル3だけ2つになってしまいました。なお、日本の実情には少しそぐわないような感じのものもありますが、書いてあることに間違いはありませんのでご参考まで。

https://www.unic.or.jp/files/sdgs_201901.pdf

 現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

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 8月12日(木)に行われたオンライン公開講座PartⅡ第1回目「シニアの地域活動」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。9月3日(金)~9月9日(木)の間で、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。なお、残念ながらTV放送は蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で次回PartⅡ第2回目以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第2回は9月9日(木)20時より「環境にやさしい緑のカーテン」と題し、鶴ヶ島市を中心に活動されている「つるがしま緑のカーテン市民実行委員会(愛称:みどりかぜ)」代表で「埼玉県環境アドバイザー」を務める前田則義様が、夏の強い日差しを和らげエアコンの使用頻度を減らした省エネ効果等、ヒートアイランド対策に効果があると言われる「緑のカーテン」の普及を広めながら、人生100年を楽しむ生き方をお話してくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

蕨・現代の偉人「潮地ルミ先生」訪問記

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2018年10月20日、笑楽日塾塾長荒井貞夫他蕨遺産発掘グループ3名がフィールドワークの一環として、蕨市在住の歴史研究家・潮地ルミ先生への自宅訪問インタビューを実施しました。先生は東京でお生まれになられましたが、昭和24年(1949年)に蕨・三和町に引っ越してこられ、昭和26年(1951年)からは蕨市立第一中学校で教えることになりました。蕨に引っ越し蕨の学校に勤務したことから「この地域を調べなきゃ」と思い、はじめは地理に重点を置いて調べ始めたとのことです。

 ≪インタビューに関しては、笑楽日塾の月刊会報誌「笑楽日塾だより」で2018年10月23日に号外として発行され、以下のように紹介しています。≫

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潮地先生のお宅では建築の専門家であり、蕨市の歴史・地誌に造詣が深い知人方にも加わっていただき大変中身の濃いものになりました。

主要な質問項目と所見等は『第1部:潮地先生ご自身の生い立ち等について 第2部:旧三和町(現南町2丁目・3丁目)について 第3部:蕨の織物について』の3部構成です。

以上の質問項目について、主に荒井貞夫塾長が自ら作成のメモを元に順を追ってうかがい、潮地先生がその都度お答えいただく形で進みましたが、潮地先生の滑舌は90歳超とは思えない滑らかさで、言葉によどみがありません。次々とお話が紡ぎ出され、聞いている私どもはついて行くのが大変でした。また、知人の方もお見受けするところまだ若い方ですが、なぜこんなことまで知っているのだろうと思うくらい蕨のことについて博覧強記、的確に潮地先生をフォローされるので、話がどんどん深みにはまっていきました。換言すれば、当グループとして今後取り組むべき課題がどんどん顕在化していったとも言うべきでしょうか。予定していた2時間で済むはずがありません。結局、辞するまで3時間近く経過したのでした。

因みに、蕨に生きてこられた潮地ルミ先生は著書のひとつ「蕨の糸ぐるま」(2002年)で、こう語っておられます:「…どうしても忘れてならないのは、今日の蕨の繁栄は、はたおりの町蕨の人々が汗をかき、涙をこぼし、知恵をしぼって働き出したものだということを」。

そして、笑楽日塾の荒井貞夫塾長は、当塾にとって初めての試みであるこの訪問インタビュー後に、「(潮地先生の)全く実績を誇らない、飾らない生き方に感動を覚えた」と興奮冷めやらない表情で語りました。他の参加者も全く同感で、穏やかに淡々と、しかし、地元への深い愛情を持って熱く語られるスーパー・アクティブシニアの潮地先生には圧倒されるとともに、我々一同、シニアとしてかくありたいと決意を新たにいたしました。

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≪以上が会報誌の内容ですが、後日、この訪問記を荒井塾長が塾内資料として冊子「蕨・現代の偉人 潮地ルミ先生 訪問記」にまとめてくださいました。「第2部:三和町について」の中から「オリンピックと戦争・住宅営団」。「第3部:蕨の織物について」からは「豊田佐吉と蕨」についての感想をご紹介します。≫

 「第2部:三和町について」

昭和12年(1937年)蕨町(現蕨市)に隣接する、北足立郡戸田村(現戸田市)が3年後に開催予定の東京オリンピックのボート会場に決定。そのボートコース開削で出る大量の土砂は蕨の湿地まで運び埋め立てることとなり、戸田の現場から蕨の湿地まで線路を敷いてトロッコ積み蒸気機関車で運びました。

日中戦争が勃発しオリンピックは中止になりましたが、工事は続きボートコースは完成。埋め立てによって出来た蕨の広大な土地の一部は、戦争での食糧不足を補うため「報国農場」として近隣学校(旧制中学校)の生徒も参加し、サツマイモなどの苗を植えて収穫。

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戦争の激化に伴い軍需産業労働力確保が必要となり、昭和16年(1941年)住宅営団この蕨の埋め立て地に、労務者用の住宅として住宅の建設を開始し、後にこの住宅地は三和町(現南町2丁目・3丁目)と名付けられました。町名の由来は旧蕨町大字蕨字穂保作(あざほぼさく)、大字塚越字大荒田(あざおおあらた)、旧戸田村字後(あざうしろ)の三つに跨がる埋め立て地の中にできた事で、住み手と蕨町の協議により付けられたもの(昭和41年10月まで)。

「第3部:蕨の織物について」

かの発明王豊田佐吉氏が若かりし頃の、明治23年(1890)と明治27年(1894)に蕨に来ていたらしいというお話は興味深いこと。「豊田式木製人力織機」や「自動織機」を発明した豊田佐吉氏ですから、機織りで栄えていた街「蕨」まで来て学んだり、教えたり、稼いだり、していても何ら不思議はありません。また、佐吉氏は苦労して浅草で機屋を開業していますので、距離的にも近い蕨まで研鑽に来られたのも当然のことと思います。

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名産品「双子織」を考案して蕨の発展に貢献した高橋新五郎家に泊まり込み「二人で織機の研究をしていた」との言い伝えも残っています。

しかし、当時の佐吉氏はまだ有名人になる前だったため、残された資料が少なく詳細についてははっきりしません。『佐吉伝』や佐吉氏の片腕として活躍し、渡米にも同行した西川秋次氏の『西川伝』の中で僅かに伺い知れるようですが、今後の調査が待たれます。

 ≪荒井塾長による訪問記の締めくくりです。≫

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私が潮地ルミ先生のお名前を初めてお聞きしたのは6年前、蕨駅開業120周年記念講演を頼まれ、地元のことをいろいろと調べているうちに、知人(蕨市立第一中学校での潮地ルミ先生の教え子)から「蕨のことは潮地先生に聞け」と教わりました。しかし、残念ながら今日まで先生にお会いする機会がありませんでした。

このたび、笑楽日塾・蕨遺産発掘フィールドワークの活動として、蕨の郷土史三和町物語、蕨の織物の歴史の泰斗である潮地先生を訪問することが実現し、わくわくしながら長い長いお話をお聞きしました。先生は年齢を感じさせない聞きやすいなめらかな語りで、3時間弱お相手してくださいました。お礼申し上げます。

締めくくりとして、潮地ルミ先生の蕨と織物への熱い思いが伝わってくる一文をその著書(「蕨の糸ぐるま」潮地ルミ著<2002年>)から抜粋・掲載します。

【はじめに】

そして私は蕨を知って蕨を愛し、やがてこの地で終焉を迎えたいと思う今、県史・市史の限られた紙数の中では表しえなかった、はたおりの町を盛んにし、また支えてきた多くの人びとの思いを少しでも残しておかなければと思うようになった。

【結びに】

この五〇年間に歴史の歯車は想像もできなかったスピードで回転して、はたおりの町蕨は過密な住宅都市に変貌し、かつて綿棉を植え、糸車を廻して糸を紡ぎ、トントンと機織りをしていたころの昔話も次第に忘れられようとしている。ただどうしても忘れてならないのは、今日の蕨市の繁栄は、はたおりの町蕨の人々が汗をかき、涙をこぼし、知恵をしぼって働き出したものだということを。そのことを少しでもこの小史が読者に伝えることができたならばと思う。 2002年

【潮地ルミ先生の著書紹介】

  • 双子織考―潮地ルミ 平成4<1994>年11月3日 誠光堂印刷
  • 蕨の糸ぐるまー潮地ルミ 2002年 さきたま出版
  • 機織りの町蕨を支えた人々―潮地ルミ 1992年 蕨市立図書館
  • 埼玉県南部織物工業の史的研究聞き書きー潮地ルミ 1980年

現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

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 8月12日(木)に行われたオンライン公開講座PartⅡ第1回目「シニアの地域活動」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。9月3日(金)~9月9日(木)の間で、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。なお、残念ながらTV放送は蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で次回PartⅡ第2回目以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第2回は9月9日(木)20時より「環境にやさしい緑のカーテン」と題し、鶴ヶ島市を中心に活動されている「つるがしま緑のカーテン市民実行委員会(愛称:みどりかぜ)」代表で「埼玉県環境アドバイザー」を務める前田則義様が、夏の強い日差しを和らげエアコンの使用頻度を減らした省エネ効果等、ヒートアイランド対策に効果があると言われる「緑のカーテン」普及を広めながら、人生100年を楽しむ生き方をお話してくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

会報誌「笑楽日塾だより」シニアの風⑤

6月30日投稿分の「笑楽日塾だより」シニアの風④の続きで今回は5回目になります。

今回も3篇をご紹介しますが、人生経験豊富な塾生がそれぞれの立場でご自身の思いを書かれていますので、その多彩なお話しに敬服いたします。もし、皆様が興味をお持ちいただけるようでしたらご紹介冥利に尽きます。

今回ご紹介しますシニアの風3篇は2019年1月~3月に書かれたものです。当時の時代背景をご考慮のうえお読みください。(塾生全員の持ち回りですので3篇の筆者は別々です)。

 第13篇:「最近の脳科学

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最近の脳科学の進展は著しく、脳内の色々な働きを解明しています。その一つとして人間の記憶が解明の対象になっています。ただし脳の中の何が記憶を作っているかとなるとその全容解明にはまだまだ多大な時間を要するようです。一つ言えるのは脳の中の神経細胞を形作る各種蛋白質アミノ酸といった有機物ではないとのことです。これらの有機物は人が食べた物から合成され、古いものは壊され常に新しい有機物に入れ替わっています。いわゆる「動的平衡」というものです。もしこれらの有機物に記憶が依存していると3日ぐらいしか記憶が保てないという事になってしまいます。では記憶とは?それは脳神経回路網を流れる電気信号が記憶そのものとのことです。そして記憶だけでなく、感情や、外部を認識することや、人格そのものもまた電気信号ということになっているそうである。将来コンピューターがさらに発展し、人間の脳と同様なものができると、生きている人間の脳内電気信号パターンをそっくりそのままコピーしてしまえばその人間と全く同じ記憶、感情、認知機能、人格を持った生体コンピューターが出来て、「自分」というものを認識するようになるかもしれません。もしかして現在、生きている「自分」も人工脳にコピーされた単なる電気信号だったりしているのかもしれません。認識している外部世界もまた人工脳に入力されている電気信号だとしても、そのことを証明する手段はありません。

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「自分」が生きていると思っているこの世界がバーチャルなものなのか、実在するものなのか区別できないということは、かつてデカルトが云った「我思う、故に我在り」が成立しなくなり、「自分」の存在を疑っている「我」が確実に存在していても、その「我」は人工的に作られた脳神経回路網(人工脳)にコピーされた単なる電気信号であるかもしれません。(了)

 第14篇:「お楽しみはこれからだ」

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70歳になった。父も100歳になった。「人生100年時代」というのは身近で極めて現実的な事と思うようになった。

100年の人生を1年に置き換えてみれば70歳は初秋。春に蒔いた種が苛烈な夏に耐え、実りに頭をたれる頃。朝6時に起きて夜10時に寝る1日に置き換えてみれば、今は午後5時をちょっと回ったあたり。1日で一番いい時間、思えば今日1日このために汗をかいてきた。

これから家族とコンサートにでも行こうか?気のおけない友人と酒でも酌み交わそうか?やることはたくさんある。お楽しみはこれからだ。

70歳なんてぇのは、一度しかない「100年の人生」を充実したものにするスタート点。後30年、平成時代と同じだけの時間がある。この大事な時間帯にボーっと生きているとチコちゃんに叱られる

 第15編:「プノンペンの風」

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昨年5月から12月までカンボジア プノンペンODA工事で7カ月滞在した。

市内では、30階を超えるマンションが幾棟も建設中かと思えば、建設途中で工事中止になった工事現場も目についた。通りには、高級な日本車が溢れている。車両の脇を列をなしオートバイ群が走り、またその脇を、南国の果物を売り歩くリヤカーが行く。プノンペン市内のメイン道路は、カンボジアの旧王朝の名前の他、毛沢東、シャルルドゴール、ネールなど海外の要人の名前が付いている。その他の道路にも、番号が付けられている。奇数番号は、南北方向の道路。偶数番号は、東西方向の道路。日本が支援した都市整備計画の成果ようだ。

市内の南と北にイオンモールがあり、若者や家族連れで賑わっている。買い物をするより、モール内を歩き回りながら、涼んでいる様子。カンボジアの女性はシャイで可愛らしい。我々の事務所スタッフの女性の一人は、日本の大学院での留学経験を持ち、昨年末に日本の大学へ留学中のカンボジア青年と結婚した。べトナム人ほどギスギスしておらず、タイ人ほどの接待能力はなく、ラオス人ほどおとなしくなく、照れ屋でまじめなカンボジア人。今度は、家族とゆっくり訪れたい。 (以上)

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 以上シニアの風3篇をご紹介しました。

脳科学」、何とも難しそうなお話しですが「自分の頭の中はどんな風になっているのか」。見てみたいようでもあり、失望を避けるために止めた方が良いような。しかし、今私が生きて生活している世界は現実?全てが夢?バーチャル?考えると今夜は眠れなくなってしまいそう。

埼玉県は「健康長寿埼玉プロジェクト」を立ち上げ、健康寿命を伸し医療費の抑制を目指しています。そのために高齢者のスポーツ行動率UPを掲げ「人生100年プロジェクト」を掲げ、「幸せに暮らすには長生きするだけではなく、健康でいることが重要」。と謳っています。

「通りには車両の脇を列をなしオートバイ群が走り、その脇を南国の果物を売り歩くリヤカーが行く」。テレビの旅番組でよく見かける風景が頭をよぎり、途上中と言われる国々の方のバイタリティーを強く感じます。日本の若者(高齢者も負けてはいられません)も努力しなくては。

 現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

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 8月12日(木)に行われたオンライン公開講座PartⅡ第1回目「シニアの地域活動」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。9月3日(金)~9月9日(木)の間で、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。なお、残念ながらTV放送は蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で次回PartⅡ第2回目以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

また、オンライン公開講座Part-2の第2回は9月9日(木)20時より「環境にやさしい緑のカーテン」と題し、鶴ヶ島市を中心に活動されている「つるがしま緑のカーテン市民実行委員会(愛称:みどりかぜ)」代表で「埼玉県環境アドバイザー」を務める前田則義様が、夏の強い日差しを和らげエアコンの使用頻度を減らした省エネ効果等、ヒートアイランド対策に効果があると言われる「緑のカーテン」普及を広めながら、人生100年を楽しむ生き方をお話してくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第12回オンライン公開講座「下水道の深~い話」

笑楽日塾では2021年7月8日(木)講師に下水道の専門家 栗原秀人様をお迎えし、第12回オンライン公開講座「下水道の深~い話」を開催しました。講演の内容は、第1部「使う水と使った水」、第2部「下水道の深~い話」、第3部「もし下水道が使えなくなったら」の3部構成でした。今回は第1部と第2部の中から一部分の抜粋ではありますが、今世界中を困らせている「ウイルス」に関連したお話をご紹介させていただきます。

≪荒井塾長挨拶≫

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一昨日蕨にオリンピックの聖火がやってきまして、私も聖火リレーを見に行きました。2週間後の23日(金)にいよいよオリンピックが開催されるということでございますが、私たちの身の回りは依然として1年半以上前と全く変わらない不自由な生活が続いている状態でございます。そのような中、今夜はオンライン公開講座にご参加いただきまして誠にありがとうございます。

さて今夜は、下水道の専門家「栗原秀人さん」が下水道の歴史や各地で取り組みが進んでいる「下水の再生と活用」「下水からコロナを検出し流行とその収束を予知する技術」など。私たちの暮らしを支える下水道を分かりやすく解説してくださいます。ご期待ください。

≪栗原秀人様の講演≫

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私は「下水道広報プラットホーム」通称GKPのアドバイザーをしております栗原です。どうぞよろしくお願いします。普段意識することのない下水道、おそらく皆さんそうだと思います。目に付くのは路上に見えるマンホールの蓋だけです。さてその中やその先はどうなっているのか、今日は皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。本日の話は、国交省、埼玉県、蕨市などのホームページから資料を頂戴しております。

 ≪第1部「使う水と使った水」の抜粋で、使った水について≫

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下水道には「全ての建物から出る汚水を受け取り、きれいにして川や海に出す」「街に降った雨を集めて川や海へ出す」という2つの役割があります。もう少し詳しく言いますと「下水道には汚水と雨水を集める役割があり様々な汚水を集めてきれいにする」「ハエや蚊の発生・疫病の発生を防ぐ」これは公衆衛生ですね。そしてもう一つは「川や水路をきれいにする水質保全」そして「雨水を排除して街を浸水から防ぐ」。こういった特徴があり、これが下水道の役割ということになります。この目的を達成するために「下水道が出来たら繋ぎなさい」「下水道を使いなさい」。という法律の中でも珍しい「接続強制」という義務を課しています。これは「下水道が出来たら全ての建物から排出する汚水は下水道に流しなさい」「ぼっとんトイレは3年以内に水洗トイレに改造しなさい」というものです。

 ≪本日のメーンテーマ、第2部「下水道の深~い話」の抜粋≫

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このグラフは、金子光美先生の論文からお借りしましたが、開国以来『我が国の水系経口感染症コレラ赤痢・腸チフス・パラチフス等)と上下水道普及の推移』で、明治12年には死者が10万6千人になりました。今は新型コロナウイルス感染で「1年半に1万5千人亡くなった」といって大騒ぎしていますが、明治12年にはその10倍もの人が1年で亡くなったわけです。また、明治19年には10万8千人が亡くなってしまい「水道を整備しなくてはいけない、先ずは上水道の普及だ」と意識が変わってきました。しかし、それでも死者の数が増えたため「やはり下水道も作らなくてはいけない」という流れになりました。グラフを見ると上水道や下水道の普及と共に水系経口感染症が減っていることが良く分かります。

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次のイラストですが、今では『水監視システム』という下水道を使った水監視システムが脚光を浴びています。これは東北大学のある先生が牡蠣に係るノロウイルスを基に研究した(社会実装中)システムです。今までの感染症は、「先生お腹が痛いです」「調べたらノロウイルスです」「保健所にデータが集まります」保健所で調べた結果「ノロウイルスが蔓延しているから気を付けてください」と、警告されたときには既に一次感染から二次感染に移ってしまっているのが実態でした。下水道には当然「病原微生物」が流されますので、マンホールから下水道管の中で検知出来たとしたら「この地域にはノロウイルスが流行っているよ、気をつけなさい、手洗い、うがいをしましょう」と、警告を早めに出して一次感染くらいで食い止められる可能性があります。今までの保健所経由で警報を出すよりも、下水道を使った水監視システムで検知して警報が出せたとしたら、このタイムラグは3週間あったと言われています。そんな効果が実証されていました。その結果、牡蠣養殖の所にまで汚染したウイルスが流れ込まなくて済むようになり、安全な水環境の創成が出来るということです。

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そうした中『コロナウイルス』ですが、地域ごとの予兆・拡大・収束を把握できるシステムが出来上がりました。今回のウイルスは無症状が多いと言われますが、無症状の人はPCR検査に行きません。しかし無症状であっても感染している人から出た汚水にはウイルスが含まれています。下水道に流されてきたウイルスを検知すると、ある地域では「無症状かもしれませんがウイルス患者がいますよ」と、早く皆さんに警告を出すことができます。これが先ほどのノロウイルスの仕組みから当然考えられまして、北大とか東北大・東大・京大など、様々なところが地域の下水道団体と協力して進めてきました。

検出システムで情報をどう集めたらよいのか。検出する方法で一番の問題は「他の汚水や雨水に混じって薄まったウイルスをどう濃縮するか」という技術です。測定するのに邪魔ものがいっぱいあります。大便の他にもいろんなものが混じっていますので、それをどう振るい分けてウイルスを濃縮するか。あるところまで濃縮できればPCR検査とか、今ほかでやられているものと同じ方法で行えばいいということになります。様々なところでこの有効性が実証されていまして、今は『下水疫学』という言葉が世界的に注目され進展しています。

第1部でお話しました接続強制「下水道が出来たら全ての建物の排水管を繋げて、皆さん汚水を流してください」の成果です。皆さんの汚水が集まってきているからこそできる仕組みだと思います。

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 今回は90分間に渡るご講演の第1部と第2部の中から一部分を抜粋したものです。私たちが生きていくためには必ず水のお世話にならなくてはなりません。今日はこの水の大切さを再認識させられました。私たちが使って汚した水も水源をたどれば山に降った雨で、元はきれいな水でした。汚した水はきれいに戻してから川や海に返し、未来を生きる子孫のために迷惑を掛けてはなりません。

今回の講演では、下水道「汚水桝や雨水桝・下水管・マンホール・ポンプ場下水処理場といった下水を排除・処理する施設全て」の重要性と必要性について詳しく教えていただきました。

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 現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

7月8日(木)に行われた第12回オンライン公開講座は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送中です。今回の90分間にわたるお話は私たちの生活に密着した大変有意義なもので、「この内容を編集で短くするのはもったいない」「最初から最後まで全てを見ていただきたい」という意見が多数あり、前編と後編に分けて放送することとなりました。

【前編】8月11日 午後8時 /8月12日 午前10時

【後編】8月11日 午前10時 /8月12日 午後8時

例えば、前編を10時に放送する場合、後編はその日の20時の回に放送というパターンとなります。

今回は変則的なスケジュールになりましたが、是非視聴していただきたくご報告します。また、お骨折りいただきました蕨ケーブルビジョン㈱様に感謝申し上げます。

なお、残念ながらTV放送は蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で次回8月以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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 また、オンライン公開講座Part-2の第1回は明日、8月12日(木)20時より当笑楽日塾塾生が「シニアの地域活動」と題し、リタイア後に地元町会の運営や小学校の放課後こども教室、また土曜塾のリーダーとして活躍されているお話しをしてくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

 

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第7回定例塾会「機長のアナウンス」

2018年10月18日に第7回定例塾会が開催され、冒頭に行われる塾長挨拶が印象的でしたのでご紹介します。

≪荒井塾長挨拶≫

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いつもなら10月のこの時期は、もっとも気持ちよくお酒もうまい時期ですが、今年は異常気象を引きずっているようで気分がぱっとしません。そんな中、うれしいニュースを取り上げてみました。二つとも機長のアナウンスです。

≪一つ目はどなたもご存じ≫

2018年10月チェコで開催された第42回世界オセロ選手権で最年少優勝記録を36年ぶりに更新した、小学5年福地啓介君(11)に帰国便の全日本空輸(ANA)がサプライズ祝福し話題になっています。

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10月14日午後、福地君の帰路の経由地のドイツ・デュッセルドルフ空港で「オセロの世界チャンピオンにこの飛行機をご利用いただいています」との機内アナウンスが流れた。声の主は機長の谷田邦彦さん(51)。谷田さんはざわつく機内で、こう続けた。「以前の記録は私自身が1982年に打ち立てた15歳という記録で、今回大幅な更新・快挙でございます。」

日本オセロ連盟によると、谷田さんは1982年の第6回大会に15歳で優勝し、これまでの記録保持者だった。

ANAは選手団が利用することを知り、帰国便にあえて谷田さんを配置したという。機内の様子はツイッターなどでも流れ、「なんて粋なアナウンス」などのコメントが寄せられた。ANAの広報担当者は「アナウンスは機長のアドリブでお客様と喜びを分かちあえてうれしい」と話している。

もう一つ、機長のお話です。皆様はほとんどご存じないと思いますが、聞けばその「頼もしさ」と「りりしさ」に感激することと思います。

≪二つ目は健闘したPKO派遣の自衛隊員≫

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時は1990年代半ば、ルワンダ内戦で難民が出ると、外務省はその救済に自衛隊の派遣を要請しました。そこでは、難民キャンプにも武装ゲリラが出没し、エイズも流行中だったのです。危険この上ない状況で、内戦に責任のある西欧諸国も尻込みしていました。そのような中、米国が友好国日本に派遣を求めてきたのです。それには、安保理常任理事国入りという人参のエサが鼻先にぶら下げられていたという裏話があります。

自衛隊は、小銃のほか、機関銃一丁と、ほとんど丸腰状態で難民キャンプに派遣されました。隊員たちは、そんな悪条件下でも、任期を無事務め上げたうえ、武装ゲリラに襲われたNGOの日本人医師の救出もやってのけました。自国民救出までは自衛隊の越権行為だと指摘するメディアもいくつかありました。まだPKO(国際連合平和維持活動)自体が、日本で開始されたばかりで、自衛隊の海外活動に対し、マスコミも神経質だったせいかもしれません。

任務終了後「帰国には民間機を利用すること、その際は、制服の着用は仰々しいので控え、各自私服で帰国するように」という命令が下り、派遣された自衛隊員はそれに従います。どういう理由なのかは不明ですが、あまり目立ってほしくないという政府の思惑でもあったのでしょうか。

大変な思いをしてきた派遣隊員に対して、ねぎらいの意図も感じさせない、むしろ冷たい処遇に見えます。誰もましな着替えなど用意してきていません。年の押し詰まった12月27日、ロンドンから日航機に搭乗した時、周囲の乗客は、ひどい身なりの集団に少々驚きました。それが異郷の地で頑張りぬいた自衛隊員と知るのは、飛行機が公海上に出てからのことでした。そして機長のアナウンスで乗客はどよめきます。

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「このたびは任務を終え、帰国される自衛隊員の皆さま、お国のために誠にありがとうございました。国民になり代わり、機長より厚く御礼申し上げます。当機は一路日本に向かっております。皆さま、故国でよいお年を迎えられますよう」。機長のアナウンスが終わると異形の集団を包むように客席から拍手が沸き、その輪がやがて機内一杯に広がって行きました。機長は、乗客リストを見て、自衛隊員の帰国を知り、「日本人として当然のことをしただけ」と語りました。成田に着いたあと65人の隊員たちは、コクピットの見える通路に整列し、機長に向かって敬礼しました。

海外では、この機長のような行動は、ごく当たり前に見られることではあります。この日航機の機長は、おそらくこのような、「自国を守るために戦う人々への敬意」を普通に表す世界の基準に沿って表したものと思われます。右とか左とか、狭い了見ではなく自分の権限で、ささやかな、しかし自衛隊員たちにとっては、大きな意味を持つ、機長の勇気あるアナウンスでした。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

7月8日(木)に行われた第12回オンライン公開講座「下水道の深~い話」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。今回の90分間にわたるお話は私たちの生活に密着した大変有意義なもので、「この内容を編集で短くするのはもったいない」「最初から最後まで全てを見ていただきたい」という意見が多数あり、前編と後編に分けて放送することとなりました。

【前編】8月6、8、10、12日 午前10時 /8月7、9、11日 午後8時

【後編】8月7、9、11日 午前10時/8月6、8、10、12日 午後8時

例えば、前編を10時に放送する場合、後編はその日の20時の回に放送というパターンとなります。

今回は変則的なスケジュールになりましたが、是非視聴していただきたくご報告します。また、お骨折りいただきました蕨ケーブルビジョン㈱様に感謝申し上げます。

なお、残念ながらTV放送は蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で次回8月以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第1回は8月12日(木)20時より当笑楽日塾塾生が「シニアの地域活動」と題し、リタイア後に地元町会の運営や小学校の放課後こども教室、また土曜塾のリーダーとして活躍されているお話しをしてくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

第6回定例塾会「笑楽日塾の在り方について」

f:id:jiajiawarabi:20210723124026j:plain2018年9月19日に第6回定例塾会が開催され、1ヶ月前の8月16日に行われた5役会の報告がありました。5役会では「塾がめざす方向(これから何をやっていくか)」を検討し、今回の塾会でも塾生に問いかけ話し合っています。この当時の笑楽日塾は開塾してからまだ日が浅く、定例塾会の席で塾生が毎月交替でお話しする「講座開設」に関してもまだ検討段階。このときの塾会で様々な意見が交わされ「塾内限定の講座」を実施することが決まります。

5役会のことは以前記事にしています。

 ≪以下は5役会の議事録抜粋とコメント・提案・意見≫

基本姿勢

いつまでも継続して学んでいける塾を目指す。毎回、塾に参加してよかったと心が満たされて、次の塾会に期待を持って帰宅の途に着ける。そのような語らいの居場所を創っていく。

チェックポイント

いつも、塾のビジョンとミッション、綱領と規約を思い出して、基本線から外れていないか。塾生は満足しているか。発展しているか。話題は適切か。塾の運営が堅苦しくなっていないか。塾生はのびのびと発言しているか。

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講座開設

講座を開くことが目的ではない。塾生が関心や興味を持つ話題について何を語るかが大切。定例塾会で塾生に講座募集を呼びかける。

コメント①:塾はまだ暗中模索の段階であり、そう堅苦しく考えず、いまは、塾生同士がそれぞれの人格などを、知り合える機会を創出し、その手段として、雑談あるいは得意分野の屈託のない話、若しくは「講座」を進めていけばいい。

コメント②:『笑楽日塾はまさに学ぶ場所であるから、それ相当の方による「ためになる話」を聞く場である』という思いが強くなると空気が重くなってくる。講座開設は柔軟に塾生からの発案、提案を待つ。

世間の動きから遅れないように新鮮な話題を探す。

社会問題、時事問題、地元の動きに関心を示し、全員が発言し、自分との意見の違いや方向を感じ取り、自分の居場所を確かめる。

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塾生に求められるもの

常に日常社会の出来事に関心を持ち、塾で提案していく。

コメント:そのためには、塾生一人ひとりが発言する機会を持つべきで、すなわち各塾生が持つ得意な、若しくは興味のある分野における話を、毎回30分程度するという方針は、正しい方向であると考えています。

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 2018.8.01 Y氏の提案

自分が今、何を感じ、どう思い、今後、どうありたいのかなど、ご自分の話したいテーマを出してもらうのが、負担がない方法だと思います。

2018.8.01 K氏の意見

皆が無理矢理話さなければならないというのではなく、あくまでもそれは自主的にやってもらうことで構わない。塾生には当然個性なり、得意不得意がありますから、それで満足される方はそれでよいと思っています。私もそれが長続きするキモであると思います。

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 議事録冒頭の 基本姿勢に謳われていますが『笑楽日塾に参加してよかったと心が満たされて、次の塾会に期待を持って帰宅の途に着ける』これが大事と思います。楽しくなければ長くは続きません。世間のお役に立ち、さらに自分が楽しめたら最高ですね。

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また、今では講座も新型コロナウイルス感染拡大の影響で全員が一か所に集えなくなったため、ZOOMを使ったオンライン公開講座を開催する程に進歩・発展しています。それまでの暗中模索中の状態が懐かしく思い起こされます。

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 現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

7月8日(木)に行われた第12回オンライン公開講座「下水道の深~い話」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。8月6日(金)~8月12日(木)の間で、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。

 しかし、残念ながらTV放送は蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で次回8月以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第1回は8月12日(木)20時より当笑楽日塾塾生が「シニアの地域活動」と題し、リタイア後に地元町会の運営や小学校の放課後こども教室、また土曜塾のリーダーとして活躍されているお話しをしてくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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