笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

コロナ禍後初のお花見

笑楽日塾は設立した2018年と翌2019年にお花見を開催しましたが、2020年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になってしまいました。

今年は待ちに待った久しぶりの開催になりましたが、今年の春は雨降りの日が多く心はやきもき。しかも当日の朝は雨模様。天気が安定しなかったせいか何時咲くのかはっきりせず、皆さんの心をもてあそんでいるかのよう。それにしても日本人には桜が大好きですね。

蕨市内の公園や寺院・寺社には沢山の桜が植えられています。中でも私が勝手に2大名所と思っているのは、塚越地域の蕨市民公園と南町の桜並木遊歩道。笑楽日塾のお花見は何時も市民公園で、中央広場の周囲は桜に囲まれています。参加者は塾のメンバー他ご友人たちが集まって楽しんでいます。

平安の歌人在原業平は「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし(桜はいつ咲くのだろうか、いつ満開になるのだろうか、見頃はいつまで続くのだろうか。開花をやきもきとしながら待っている人々にとっては、世の中に桜が無かったらもっとのどかな春を満喫できるのに。)」と詠んでいます。

平安の日本に生きた在原業平同様今年の桜は現代に住む人々の心をやきもきさせました。気象予報士さんの東京開花予想では3月20日前後が圧倒的でしたが、結果は1週間以上の遅れ。笑楽日塾も見頃を3月30日頃と想定し、花見の宴を予定していたものの開花予想日の3月20日になっても蕾はまだ堅いまま。急遽1週間あと倒しにして4月6日の開催に変更しましたが、皆さんのご都合で参加者が少し少なくなってしまったのは残念。

今年の桜は早めに来日された外国からのお客様もがっかりさせてしまい、何とも罪作りなことをしてしまいました。在原業平も桜の気まぐれが世界中の人々に影響がおよぶ時代が来るとは想像していなかったでしょう。今生きておられたらどんな歌を詠まれたのかと考えると楽しくなります。

小野小町は「花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(美しい花もやがて散ってしまう。嘗ては絶世の美人ともてはやされた私も降り続く長雨に気を取られていたら、何時の間にか散ってしまった桜のように、すっかりお婆さんになってしまった。)」と桜を美しい女性に見立て、晩年の自分自身を哀愁たっぷりに詠んでいます。

帰宅後には五代目立川談志古典落語長屋の花見」と「花見の仇討」を聴きながら寝落ちしてしまいました。

 

笑楽日塾の活動は下記ホームページに記載されていますのでご参照ください。

 

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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