前回は市内でも比較的南側の4か所をご紹介しました。引き続き「蕨市内の公園と河津桜探訪記(2/2)」で、MAPの⑤~⑧をお送りします。埼玉県蕨市の春をご堪能ください。
河津桜(カワヅザクラ)は、ソメイヨシノに比べて早い時期に開花する早咲きの種で、名前の由来は静岡県の河津町で見つかったため。カンヒザクラ系と早咲きのオオシマザクラ系の自然交配種によると考えられている。ソメイヨシノに比べ花が大きく、色も濃いピンク色で華やかな色になる。ソメイヨシノは「一瞬にして咲き」「惜しげもなくぱっと散る」ため、潔さを美徳とする日本人の心に溶け込んだもの。河津桜は開花の時期が早く、咲いている期間も長いため早くから長く愛されるのが特徴。早く咲く年には1月初旬から咲き始めたり、遅い年には2月中旬になることもあるため開花の予想が立てにくい花とのこと。
MAP⑤蕨ゴルフクラブ:
ここは公園ではありませんが、蕨駅から徒歩約10分位の所にあるゴルフ練習場 です。ここの駐車場には枝振りも立派な河津桜が1本あり、ゴルフの練習に来られる方のみならず、隣接するスーパーマーケットの買い物客にも目を楽しませてくれます。この日には既に緑色の葉っぱがちらほらと。
MAP⑥西仲公園:
MAP⑤の側に位置しており、ソメイヨシノの大木が林立していますのでお花見が楽しめる公園です。ここには河津桜が1本あり、木はまだ小さいものの蕨の河津桜の中でも早めに咲き始めます。この日には既に緑色の葉っぱがちらほらと見えていましたので、この辺りは蕨に中でも少し早く咲くようです。
MAP⑦個人宅:
ここも写真⑤と⑥の近くで河津桜は4本位ありますが、個人宅の敷地内ですので道路から見 ることになります。この辺り⑤⑥⑦は河津桜の密集するゾーンになっています。
MAP⑧蕨市民公園:
番外編になります。ここに河津桜はありませんが、早先の種類で「おかめ桜」があります。1947年に父親をカンヒザクラ、母親をマメザクラとしてイギリスで誕生し、日本に逆輸入したもの。今から70数年前に生まれた比較的新しい桜の品種で、名前の由来は日本で古くに美人の代名詞として使われていた「おかめ」をイメージしているとか。おかめ桜は京都府出町柳の長徳寺山門で咲いているものが有名で、京都で一番早く咲く桜のため観光客に大人気だそうです。蕨市民公園のおかめ桜も長徳寺山門くらいのサイズに成長するのを楽しみにしています。
蕨市民公園は町中にある公園としては珍しく、バーベキューが出来る公園です(要予約)。工夫を凝らした人工の小川と池のほか、遊び場もある蕨市最大の公園で、多目的広場は芝生が生え、その周りには多様な遊具や、ランニングコースなども。公園の管理事務所には毛布や担架、非常用トイレ、飲料水や食料品なども備えられて、防災公園としての役目も担っています。また、多目的広場の周りにはソメイヨシノが沢山植えられているため、春には大勢の花見客が集まります。しかし、コロナウイルスの感染拡大が始まってからは桜祭りも開催できず、今年を含めて残念な春が続いています。
改修工事を行っていた大型複合遊具も令和3年10月16日(土)に完成し、子供連れのお父さんやお母さんで賑わっています。
蕨市平和都市宣言(昭和60年9月)を記念し、平和之母子像(作:岩田 健)を市民公園に建立。この宣言により、戦争を知らない世代に戦争の恐ろしさを語り継ぎ、地球より重い生命を守っていくことを誓っています。
今回は河津桜に焦点を合わせてご紹介しましたが、河津桜の次はソメイヨシノの出番です。蕨市民公園や南町桜並木遊歩道には桜の数も沢山あり、毎年華やかな雄姿を見せてくれます。
蕨には小さな公園が沢山あり、その多くには桜(ソメイヨシノ)が咲いています。公園の他にも多くの神社や寺院の境内でも愛でることが出来ます。散歩しながら沢山のお花見スポットを通ることが出来ますので、お勧めいたします。これからの時期は散歩が楽しいですね。
次回3月30日(水)からは「加速する温暖化」と題し、市内在住の岩田好廣さんが今地球に何が起きているのか、地球を変えてしまった原因は何か、その対策をしなかった時の最悪のシナリオとは何か、普段私たちが何気なく生活している中で、自分で出来る対策のヒントを解説してくださいます。私たちが知らない世界はまだまだあります。
オンライン公開講座Part-Ⅱの第8回は3月10日(木)に、「頼朝と義経(栄光と確執)」と題し、笑楽日塾塾生が解説してくださいました。笑楽日塾のオンライン公開講座は今回で全て終了しましたが、最終回の模様は蕨ケーブルビジョン㈱のウインクパラダイスで4月8日~4月14日まで1日2回(10時~、及び20時~)放送されます。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれませんのでご承知おきください。
なお、笑楽日塾の活動は下記ホームページに記載されていますのでご参照ください。
≪ 重 要 ≫
本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。