笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動1/6」

2021年8月12日(木)笑楽日塾塾生の新井邦夫さんが「シニアの地域活動」と題し、ご自身がリーダーとして活躍されている蕨市立中央小学校の「放課後子ども教室」と「土曜日の教育支援(土曜塾のことで蕨市では、わらび学校土曜塾という)」をメーンに、「放課後児童クラブ学童保育)」を含めたお話をしてくださいました。(注:以下当ブログでは「放課後子ども教室」「放課後児童クラブ」「土曜塾」で書きます)。

子供たちの放課後の過ごし方をサポートするスタッフには、若い方はもちろんですがシニアの方も沢山おられますので、リタイア後のシニアの方が地域活動に参加して大活躍されていることが良くお分かりいただけることと思います。なお、「放課後子ども教室」と「土曜塾」は文部科学省の管轄、「放課後児童クラブ」は厚生労働省の管轄になります。今回の講座はこの3つの事業についてお話いただきましたので、それぞれの違いが少しややこしいかもしれませんがなるべく分かり易く書きたいと思います。今日から13日までの6日間で6回に分けて投稿します。

≪荒井塾長挨拶≫

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東京オリンピックが無事に終了いたしました。そしてまた24日からパラリンピックが始まります。この日本が燃えた時代、これが8月でございまして、この間は新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言が発令され続けておりました。いまのデルタ株というのは感染力が非常に強くて、我々の想像を超えているものです。この新型コロナウイルス感染者の激増は、誰も止めることが出来ないという苦しい状況でございます。

そのような中、今夜はオンライン公開講座にご参加いただきまして誠にありがとうございます。昨年8月に始まりました講座が7月で終わり、今夜からPartⅡが始まります。私たちの1年間の活動状況を蕨ケーブルテレビジョン株式会社が明日8月13日(金)から30日(木)まで、全12回シリーズを放送してくださることが決定しています(注:現時点で放送は終了しています)。

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PartⅡの第1回公開講座開始に当たり一言ご挨拶申し上げます。前回で一通り終わりましたので打ち切ろうかと思いましたが、多くの方から「いや、まだコロナも続いているし、我々のこの勉強会ももっと続けようじゃないか」というお話があり、講師を募りましたところ7つのお話が集まりました。このオンライン講座がコロナウイルスで日々の行動を制限され、ストレスが高まっている皆様の気分を少しでも明るくしてくれることを願い、PartⅡ第1回公開講座開会の挨拶と致します。

さて、今夜は「シニアの地域活動」と題し、リタイアされた後に地元の大きな町会の運営とその行事を手伝う一方で、蕨市立中央小学校の「放課後子ども教室」や「土曜塾」のリーダーとして、地域の子供たちに遊びやマナーを時には厳しく時には優しく指導しながら、生き生きとした活動をされている塾生の新井邦夫さんがシニアの15年に渡る活動を振り返り、「地域に溶け込んで人生100年を楽しむ生き方」を熱く語ってくださいます。ご期待ください。

≪新井邦夫塾生講演≫

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ただいま丁重なるご紹介いただきました新井でございます。今日は「シニアの地域活動」についてお話しさせていただきますのでお付き合いください。

蕨市には多くのコミュニティがあり、身近なところでは地域の町会活動他、様々なスポーツの団体や文化芸術団体などで活躍されているシニアの方が沢山おられます。また、子供たちの育成に尽力されている方々もおられます。

私たちが蕨市立中央小学校で子供たちの育成活動をしている事業に「放課後子ども教室」と「土曜塾」というものがあります。これらの事業の中にもシニアの皆様が大勢活躍されておりますので、これからご紹介させていただきます。なお、私は教育関係者でも専門家でもなく、ボランティアの一人でございます。「放課後児童クラブ」に関しても少しお話ししますが、この活動には係わっていません。

今日お話しするにあたりましては、参考資料として以下の資料を使わせていただきました。「第2期蕨市の教育振興基本計画の骨子」「埼玉県の教育委員会〔地域学校協働活動〕実践事例集」「蕨市放課後子ども推進事業実施要項 放課後子ども教室実行委員会資料」「厚生労働省公表資料」「文科省発行〔放課後子ども教室〕パンフレット」。

お話の順番ですが、最初に「蕨市放課後子ども教室の創設経緯」で、平成19年より地域学校協働活動推進の一分野としてスタートし、今後もさらなる人材や団体などの参画が予想されています。2番目には「埼玉県と蕨市の実施状況」。3番目は「中央小学校の放課後子ども教室活動状況」。4番目に「中央小学校のわらび学校土曜塾について」のお話を進めていきたいと思います。

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お話しするにあたりまして、まず子どもたちの元気な顔を見ていただきたいと思います。ピカピカの1年生で、例年ですと5月中旬が「放課後子ども教室」デビューになります。このときの1年生たちはみんな幼稚園から上がったばかりで、小学生にはなったもののまだ幼稚園並みと言ってもいいかもしれません。ところが、半年から1年経つとすっかりと小学生らしくなります。ここでは出席簿に「来たよ」という印のつけ方を教えてあげ、教室に入っていただきます。

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さて、子供たちを取り巻く環境の変化ですが、蕨市教育基本方針(これは令和2年度から6年度に渡るものです)の1つ目に「確かな学力と豊かな人間性をもちたくましく生きる子供の育成」。2つ目に「交流の輪を広げる生涯を通じた学びの支援」です。

それから、社会環境がここにきて大きく変わってきております。「急速な少子高齢化グローバル化などによる社会環境の変化」「地域では地域社会の希薄化や家庭の孤立化などの課題」「いじめや不登校・貧困など、子供を取り巻く問題の複雑化と困難化」。というように背景の変化が起きております。予測がつかないこれからの世の中を、柔軟に生きぬいていける人材の育成が必要となり、学校だけでなく地域社会も責任を持ち、社会総がかりで子どもを育んでいく必要があるということです。

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この対応策として【放課後子どもプラン】が考えられ、『各市町村において、教育委員会が主導して、福祉部局と連携を図り、原則として、すべての小学校区において、文部科学省の「放課後子ども教室」と厚生労働省の「放課後児童クラブ」を一体的あるいは連携して実施する総合的な放課後対策を推進する。』というもの。「放課後児童クラブ」は蕨市の広報などには「留守家庭児童指導室」という言葉が使われていて、ちょっとややこしい面もありますが同じものです。

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放課後子どもプラン】は平成19年に制定されております。1つには文部科学省管轄の「放課後子ども教室」で、これは地域住民の参加がなければ運営が難しいため地域の方々にも参加していただいております。全ての子供を対象として「安全安心な子どもの活動拠点を設け、地域の方々の参画を得て子供たちと共に勉強やスポーツ・文化活動・地域住民との交流活動等の取組を推進する」というものです。もう1つは厚生労働省が管轄している「放課後児童クラブ」で、先ほど申し上げましたように「留守家庭児童指導室」のことです。これについては資格保有者の方が中心になり、地域住民の方が一部お手伝いしており、この趣旨は「共働き家庭など留守家庭の児童に対して放課後に適切な遊びや生活の場を提供し、その健全な育成を図る」ということが謳われています。

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今回は放課後子どもプラン設置の経緯などについてお話しくださいましたが、明日は「放課後子ども教室」「土曜塾(土曜日の教育支援)」「放課後児童クラブ」についてです。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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