第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動5/6」第5回目9月19日(日)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。
≪受講者様からの質問≫
Q:子供たちはリーダーの一言でピリッとします。「優しい笑顔」と「父親のような厳しさ」「母親のような優しさ」の両方を持ち合わせた素晴らしいキャラクターがにじみ出ていると思います。
A:ありがとうございます。
Q:素晴らしいお話をありがとうございました。沢山のスタッフの方がいらっしゃいますが、この方々に活躍していただくということは大変なことだと思います。何かコツがありましたら教えてください。
A:コツというか、やはり子供の心になって向き合える気持ちが少しはないと難しいのではないかと思います。ただ、皆さんお子さんをお持ちの方が多いと思いますが「子供は宝だ」と言っている割には「本当に宝のように扱っているのか」「磨けば光るというような磨き方をしているんですか」というような疑問を持ちながら15年過ぎてしまいました。「子供というのは接しれば接する程可愛くなります」「怒るのも他人でなければ怒れないことが多くあります」「皆さん自分の子供が一番大事なわけです」しかし我々は中立な立場で見ることが出来るということで、子供に接することが負担にならない気持ちでないと長続きできないと思います。
Q:子供・父母・スタッフに対して、リーダーとして大切にしていることとか、こだわっていることがありましたら教えてください。
A:あんまりそういうことは意識した事が無いんですが、生まれつきの私の性格でしょうか。みんなの意見を取り入れて路線変更も考えますし、話し合ってもなかなか決まらないことについてはやっぱり独断で判断することもあります。後は話している相手の子供はどういう気持ちで言っているのかとか、相手の立場を分かってあげるのが基本です。
Q:地域に密着した活動「町会活動」や「放課後子ども教室」「わらび学校土曜塾」の仕組み、地域の子供を育てる活動に情熱を傾けておられるお姿が良く理解できました。そこで質問です。リタイアされた後に町会とか学校など各方面で活躍されておられますが、地域デビューされるきっかけは何だったのでしょうか。
A:私が地域デビューしたきっかけですが、リタイアして半年後位に蕨市体育協会主催の球技大会がありまして、たまたま同じ町会に住んでいる同級生に「ちょっと手伝ってくれる」と声をかけられたのが始まりです。1回お手伝いをすると次々とお願い事が来まして町会の役員になったわけですが、翌年からは総務部長の職に就き現在に至っております。また、平成19年には中央小で「放課後子ども教室」が開設することになり、当時の町会長から「安全管理委員として参加してくれ」と言われたことから、いろいろと企画の話を伺っているうちに「これはひとつやってやろうか!という気になった」というのが放課後子ども教室とのきっかけになります。
Q:まもなく団塊の世代が皆75才以上になる時代になって来て、皆さんはこれから自由な時間を持て余すのではないかと思いますけれども、自分なりに何かやりたいなと考えている人も沢山いると思います。これからリタイアされる元気なシニアが増えてくる中で、その方々にとって地域デビューするきっかけが難しいわけですが、何か「こうしたら良いんだよ」というようなアドバイスがあれば教えてください。ご自身が「地元に溶け込み始めたきっかけ」と後輩たちに「こうやったら良いよ」というアドバイスをお願いします。
A:これからリタイアして体力と時間のある方については、身近な町会活動から入ることをお勧めします。1日やろうとすると大変ですので、10分でも15分でも自分の好きな事、興味のある事の時に参加してみるのも良いと思います。それが繰り返されていくとお互いの顔を知り、話が広がっていくということです。町会の役員になるとその分の「責任を感じなくてはならない」とか、「1日中何かしらやらなくてはならない」とか、「何年もやらなくてはいけない」とかではなく、「自分が手伝える限定された時間で十分」だと思います。たとえ短い時間でもちょっと参加できるような気持になれたならば素晴らしいことだと思います。町会の中にもいろいろな事業がありますのでご自分に合ったものを見つけ、例え短時間でも参加されたらよろしいと思います。なお、受け入れる側の注意点は、参加されようと思われた方にもいろいろな性格の方がおられますので「強引な引込やお声掛けをしてはならない」と思っています。「なんとなく雰囲気づくりをしてご協力を仰ぐ」という姿勢が相手に伝わってくれれば良いのかなと思います。こんなことが地域デビューに羽ばたくきっかけになるかも知れません。
埼玉県 鳩山町の「広報はとやま2017.1月号」では、シニアライフアドバイザー 松本すみ子氏が『60歳~80歳までの自由時間は約10万時間で、これは生涯労働時間と同じ長さです。その時間を、家に閉じこもって過ごすのではなく、地域とつながる方が面白いことを見つけられます。』と話されています。また、埼玉県では2018年にアクティブシニアの社会参加支援事業をスタートし、ボランティアや地域活動、就業などシニアの「地域デビュー」を後押しする取組を積極的に行う市町村を、モデル市町村として支援しています。リタイア後の自由時間はボランティアや地域活動に参加し、社会との繋がりを絶やさないようにしたいものです。
現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。
9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。
また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジア・プノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。
なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。
≪ 重 要 ≫
本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。