笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動2/6」

第13回オンライン公開講座「シニアの地域活動1/6」第1回目9月15日(水)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。

≪放課後こども教室と放課後児童クラブと土曜塾≫

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次に、放課後こども教室は文部科学省、放課後児童クラブは厚生労働省と管轄が分かれていますが、双方には運営の違いがありますので、両方を結び付ける対策として二つの方法をお話しします。それぞれを「一体型」と「連携型」と称していますが、これは何かといいますと「小学校の敷地内に放課後子ども教室と放課後児童クラブが存在する」というのが一体型で、「小学校の敷地内に放課後子ども教室があり、小学校の敷地外(児童センター等)に放課後児童クラブがある」というのが連携型です。これは子供にとっては何ら問題ないわけでして、あくまでも運営側の都合です。

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次のグラフは、埼玉県の教育委員会からの資料で、「放課後子ども教室」と「土曜日の教育支援(土曜塾)」の実施状況です。埼玉県の場合はどうなんだろうかということです。まずは「放課後子ども教室」で、平成28年から対象学校数(実践)と実施市町村数(点線)です。見てお分かりのように、平成28年から令和1年にかけて対象校や実施する市町村の数が増えてきましたが、新型コロナウイルスの影響により令和1年から令和2年にかけて極端に減ってしまいました。

「土曜日の教育支援(土曜塾)」についても同じ傾向が見られます。新型コロナウイルスの影響が子供たちを集めて育成するということに「いかに影響せしめているか」ということがはっきりと分かります。

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この写真は中央小学校の体育館で子供たちが遊んでいるところです。子供たちの遊ぶところには何時もシニアの安全管理委員が付いて「怪我のないように、安全に遊べるように」と見守っております。

今までに出てきた話の中で「放課後子ども教室」「土曜塾」「放課後児童クラブ」という3つの事業がありました。

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そもそもこれは何が違うんだろうか?ということです。一つには管轄が違うということで、もう一つは開設日時がそれぞれ独自に決められているということです。中央小学校の放課後子ども教室は毎週月曜日の午後2時~5時までの開設で年間35日前後。土曜塾は隔週土曜日の9時30分~11時30分までの開設で年間23日前後。放課後児童クラブは日曜日を除く毎日で、午後1時から夜の6時~7時頃までやっています。ただし、ケースバイケースで時間は更に伸びることもあるようです。

放課後子ども教室の場合、利用施設は基本的に余裕教室を使うというのが前提で、中央小学校を例にしますと今は余裕教室2つをお借りし、体育館と校庭も使わせていただいております。土曜塾については教室を1室お借りしています。放課後児童クラブは常設教室が中央小学校の中に1室ある他、学校の敷地外(児童センター)にも施設があります。

これら3組織の趣旨の相違は何かをお話します。放課後子ども教室はどんなところかというと「安全・安心な活動拠点を確保し、スポーツ、文化芸術活動、住民との交流の機会を提供することにより、地域社会の中で心豊かに育まれる環境づくりを推進する」と謳われています。それでは土曜塾は何をするところかというと「児童の自主的な学習をサポートし、学ぶ楽しさを教え、学力向上、学習の習慣の定着を図る」。放課後児童クラブについては「保護者などが就労等で不在のため適切な監視が受けられない児童の健全育成を図る」ということです。それぞれ素晴らしい言葉を使われていますが、目的とするところは全て子供の育成でございます。

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次に対象児童はどうかというと、放課後子ども教室は「小学校全学年の児童が対象となり、条件はありません」。土曜塾については「小学校3年以上6年生で定員は30名まで」としております。放課後児童クラブは「小学校1年から6年までが対象で、保護者の就労等に伴う保護者が不在・保護者の疾病」他、いろんな条件があるようです。

指導員は何が違うのか、放課後子ども教室、並びに土曜塾については「特に資格は必要なく、多少の謝礼金も支払われます」。土曜塾については「塾長はどこの学校もだいたい元教師が多いように聞いています」。放課後児童クラブは「スタッフは基本的に資格が必要ですが、一部には地域の方がお手伝いで入ることもあるようです。なお、最近は業者へ委託することが多くなってきている」とのこと。

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今回は「放課後子ども教室」「土曜塾(土曜日の教育支援)」「放課後児童クラブ」をご紹介しました。明日は「放課後子ども教室とは何か」です。ご期待ください。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

9月9日(木)に行われたオンライン公開講座Part-2の第2回「環境にやさしい緑のカーテン」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は10月1日(金)~10月7日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第14回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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また、オンライン公開講座Part-2の第3回は10月14日(木)20時より、当笑楽日塾塾生が「海外コンサルタント生活 タイ、カンボジア編」と題し、タイ・バンコク高速道路改修工事とカンボジアプノンペン信号機工事について、工事概要とコンサルタントについての役目を説明し、当地での生活ぶりを紹介します。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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