笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

蕨の機まつり(七夕装飾とイベント)

蕨の夏の風物詩「わらび機まつり(はたまつり)」が開催され、当ブログでは前回まつりの由来と機神社で行われた神事「機まつり」をご紹介しました。今回は商店街の七夕装飾やイベントを紹介します。

8月4日から7日まで、蕨駅西口ロータリーから商店街を旧中山道蕨宿へと続く約1㎞の間には、七夕飾りや露店などが沢山並ぶ他、様々なイベントが開催されて大いに盛り上がりました。

綿織物の町として名を馳せた蕨の歴史や文化の継承と産業振興を願い、1951年(昭和26年)7月7日に第1回が開催された「わらび機まつり」も、今年は第71回となり8月4日~7日までの4日間開催。2020年と2021は新型コロナ感染拡大の影響を受けて中止になったものの、昨年は規模を縮小しての開催。今年は4年ぶりに通常開催に戻しての開催でした。

西口商店街で行われる機まつりの由来(七夕装飾や各種イベント)。

1826年(文政9年)七夕の夜眠っていた二代目高橋新五郎は、日ごろ信心していた関東大権現(徳川家康)の霊夢を見て、「高機渡世を営むべし(機織りをしなさい)」とのお告げがあったと言われています。二代目高橋新五郎が亡くなった後に、霊夢を見たと言われる七夕の日を蕨の織物業創始の日として同業者が集まり、綿織物業の繁栄を祈願してお祭りをするようになった。その後町長高橋庄次郎や織物組合・商工会議所などが中心になり、このお祭りを町全体で取り組むことにした。織物業の他にも商業の繁栄や蕨町全体の発展を祈願して1951年(昭和26年)7月7日に蕨駅西口商店街で「第1回・わらび機まつり」を挙行し、1953年に七夕装飾コンクールを実施しした。1955年からは8月7日を中心に開催するようになり、「わらび機まつり」は現在まで「機織りの町わらび」の伝統を大切にし、町全体の産業発展を願いながら機織りで栄えた蕨の歴史を今に伝え、蕨の誇る観光事業に発展しました。

機織りの歴史と文化が織りなす蕨の七夕

色鮮やかに飾り付けられた吹き流し、夜を照らす箱飾り、約1kmの西口駅前通りでは様々な七夕飾りが楽しめます。

スタートの西口駅前ロータリーでは「2023スターライトステージ」が設置され、地元のミュージシャンやプロのミュージシャンが毎日祭りに彩りを添えてくれます。我が笑楽日塾塾生からも1名がメンバーに加わっている「ピアロードファミリーバンド」も祭を盛り上げています。スターライトステージ右側七夕飾りを抜けていくと商店街が続き、その通り沿いに並ぶ様々な露店群からは食欲をそそる美味しそうな臭いを醸し出しています。

右手のVRアトラクション会場では、360°の迫力ある映像で、風や水しぶき・振動を感じながらボートのハンドルとレバー操作を体験できます。

物産販売会場では「ふれあい交流協定」を結んでいる群馬県片品村から出品された、農産物の直販コーナーが主婦に大人気。「災害時における相互応援に関する協定」を締結している栃木県大田原市のコーナーでは、串に刺して焼かれた鮎の塩焼きが美味しかった。

また、蕨ブランド認定品コーナーでは蕨らしさ(歴史、ストーリー性など)を有したものの物品販売を行っています。あまりなじみのない文字「蕨」の書き順をプリントしたTシャツや、サンドブラスト・ガラス彫刻の工芸品「蕨硝子」。蕨で研究開発して作られた日本一早く成るりんご「わらびりんご」で作られた「わらびりんごジュース」。なめらかガナッシュにモチッとわらび餅とサクッとパイ生地をしのばせた新食感のチョコレート「わらびもちショコラ」等が並びます。

通りを横切る桜橋通りではお姉さま方による「手おどり」の行進が4年ぶりに復活。

商工会議所のコーナーでは機織りで栄えた蕨の特産品「双子織関連商品」等を販売。

織姫広場では、住民によるキッズダンス、チアリーディング、フラダンス、ヒップホップ、ジャズダンス他、「ふるさと蕨・みんなで楽しむ発表会」が楽しめます。

今年はこの1キロメートルの通りに4日間で24万人の見物客が来場されたとか。大勢の人混みの中を歩くのも大変な労力ですが、熱中症に気を付けながら来年もまた楽しみたいもの。西口駅前通りを埋め尽くす七夕飾りには「装飾コンクール」の発表も表示されています。

ちなみに、蕨宿はお江戸日本橋を出発して板橋宿の次にある2番目の宿場で、南北1キロメートルほどの旧中山道沿いでは毎年11月3日(文化の日)に「中仙道武州蕨宿 宿場まつり」が執り行われます。昨年は機まつり同様に規模を縮小して行いましたが、今年は記念すべき第40回として通常開催に戻す予定とのこと。

ここからは二十四節気と七十二候です。

8月23日から9月7日の間は二十四節季の一つで「処暑」。暑さが峠を越えて穀物が実り始めるころ。朝夕には涼しい風が吹き心地よい虫の音が聞こえてくる。立春から数えて二百十日(9月1日)は台風の警戒日。稲をなぎ倒す風を鎮めるため各地で風祭が行われ、富山県の「おわら風の盆」もその一つ。秋の七草は、春の七草のように七草粥にするのではなく観賞用として親しまれている。

七十二候も8月23日から8月27日の間は「綿柎開(めんぷ ひらく)綿を包む咢(がく)が開く」。柎(咢)が開くと中からふわふわした綿が飛び出す。綿から糸を紡いで布を織る。綿が日本にやってきたのは平安時代の初期だが、栽培がはじまったのは安土桃山時代後期とか。8月29日から9月2日の間は「天地始粛(てんち はじめて しじむ(しゅくす)ようやく暑さが鎮まる」。「粛」は縮む、しずまる、弱まるという意味があり、北国や山などではこれから急速に季節が動き始める。ただし、暑さが鎮まるとは言っても最近の日本はまだまだ暑い日が続く。

 

突然のお知らせですが、最近野暮用が重なりてんてこ舞い状態になってしまいました。したがいまして当ブログを暫く(1ヶ月位)お休みします。なお、再スタートの節はよろしくお願いします。

 

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本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

 

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