笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

板橋区「観明寺」

2023年2月11日(土)祝日(建国記念の日)。天気予報によると関東地方は雪が降ることになっていたので、パソコンの前のお地蔵さんを決め込んでいましたが、意に反して朝から晴天で正にドピーカン。

急遽予定を街歩きに変更。早速1人フィールドワークに出かけてJR山手線巣鴨駅から旧中山道を北上し、蕨市の我が家を目指すことに。当然そんなに長い距離を歩けるはずもなく、途中からは路線バスに逃避。プチ旅でしたが立ち寄った寺社・仏閣・史跡は十数カ所。その中から今回は東京都板橋区板橋3丁目の旧中山道沿いにある観明寺を少しだけご紹介します。

巣鴨駅から大通り(国道17号)の左側にある旧中山道を歩き始めること数分で、右手にはとげぬき地蔵で有名な高岩寺。お参りをして旧中山道に戻り少し進むと左側に長い行列が出現。B級グルメ巣鴨№1の「巣鴨ときわ食堂本店」。並ぶのは嫌いなので少し進んだ右側にある「巣鴨ときわ食堂支店(庚申塚店)」を目指すも、やはり同じように行列が。十数年ぶりにアジフライ定食を食べたかったのに断念する羽目になるとは。今日は11日だから、毎月4の日に開催される縁日とは無関係のはずなのに。

 

さらに北上しながら、途中で立ち寄った所は数多くあるも今回は省きます。私が歩いている旧中山道は大通り(国道17号)と交差するため、これを渡ると今度は国道の右側を歩くことに。100m位進むと右側にあるのが「観明寺」。

 

観明寺(かんみょうじ)

山号:如意山

寺号:観明寺

宗派:真言宗豊山派

ご本尊:聖観世音菩薩

 

庚申塔

境内に入ると左側のお堂の中に庚申塔が1基。青面金剛が彫られている庚申塔としては都内最古のものとか。足元には邪気と二鶏、頭の上にあるのは日月かな。

 

≪以下は境内入り口の案内板から≫

『当寺は、真言宗豊山派の寺で、如意山観明寺と称します。御本尊は正観世音菩薩です。創建年代は暦応元年(1338)と伝えられていますが、不明です。『新編武蔵風土記稿』には、延宝5年(1677)10月に入寂した慶浄が中興開山とあります。江戸時代、板橋宿の寺として、多くの人々の信仰を集めました。

明治6年、当時の住職照秀和尚は、町の繁栄祈願のために、千葉の成田山新勝寺から不動尊の分身を勘請しました。現在も、出世不動と呼ばれて親しまれています。なお、不動通りの名称は、このお不動様に由来します。

境内に鎮座する稲荷神社は、もと加賀藩下屋敷内に祀られていた三稲荷の内の一社で、明治になって陸軍造兵廠が建設された際、当寺へ遷座されました。

また参道入口にある庚申塔は、寛文元年(1661)8月に造立されたもので、青面金剛像が彫られたものとしては、都内最古です。昭和58年度に板橋区の指定有形文化財になりました。 平成12年6月  板橋区教育委員会

 

六地蔵

山門を入ると右側になんとも可愛いお地蔵さまが6体。六地蔵です。お墓参りに行くと墓地の入り口に6体のお地蔵様が並んでいるのを見かけますが、地蔵菩薩はお参りした人が死後に行く6つの世界に赴き、身代わりになって地獄の苦しみから救ってくれるそうです。

六地蔵の種類そのものにも様々な説があります。持ちものも「錫杖(しゃくじょう)」「宝珠(ほうじゅ)」「宝印(ほういん)」「如意(にょい)」「経箱(きょうばこ)」他様々で、その働きにもいろいろな説があります。

六地蔵はお顔や持ち物が6体それぞれ違いますので見比べてみると楽しく、6体の役割や持ち物も地域やお寺によっても諸説あります。それぞれの説を素直に受け入れるのが良いかと思います。

今回歩いた旧中山道巣鴨から板橋の間はもちろんですが、都内の旧街道は神社仏閣や名所旧跡が多くあり、歩くのに飽きることはありません。巣鴨地蔵通り商店街の入り口にある眞性寺では、山形県の早咲き桜「啓翁桜」が咲き始めていました。これからは桜の開花に合わせてのんびりと歩くのも楽しいですね。

 

ここからは二十四節気と七十二候です。

雨水も半ばになりましたが、相変わらず暖かい日と寒い日が繰り返しています。山に積もった雪が溶け始めて田畑を潤す季節に向かっており、雨水は農耕の準備を始める目安とされてきました。

七十二候も2月19日~23日の間は「土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる)」に変わり、雨が降って土が湿り気を含み、大地に潤いを与える頃。冬眠していた動物たちも目覚め始めます。

2月24日~28日の間は「霞始靆(かすみ はじめて たなびく)」。霧やもやがかかり遠くの景色がおぼろになって霞がたなびき始める。春にかかる霧を霞と呼ぶとか。

 

なお、笑楽日塾の活動は下記ホームページに記載されていますのでご参照ください。

 

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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