笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

第2回フィールドワーク「蕨遺産めぐりツアー(塚越・南町)其の7」

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2018年9月16日(日)に行われた笑楽日塾の第2回フィールドワークのご紹介です。今回は7回目でこのシリーズ最終回になりますが、初めてご覧になられる方は「其の1」から見ていただくとより分かりやすいかと思います。コンパクトシティ蕨市にも見どころは盛り沢山です。次の目的地は近くにありますので、移動の時間も大してかかりません。お近くの方は散歩がてら回られてはいかがでしょうか。

 ⑪ (財)河鍋暁斎記念美術館(かわなべきょうさいきねんびじゅつかん)(担当:塾生 D氏)

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絵師:河鍋暁斎(1831~1889)

河鍋暁斎ほど「狩野派絵師」か「浮世絵師」か、評価の分かれる絵描きはいない、とよくいわれます。

後述のように狩野派、浮世絵双方の素地を持つ暁斎は、幕末の混沌、明治維新、文明開化と大きく揺れ動いた時代にあっても、縦横に作品を生み出していった、生来の「絵師」でした。注文とあれば来るものを拒まず、真面目な仏画から顔を背けるような残酷場面、笑いをさそう風刺画まで、あらゆるジャンルを描き尽くしたのです。それは、狩野派や浮世絵のほか伝統的な土佐・住吉派から丸山派、琳派文人画、中国画、西洋画法等々、あらゆる技法を嚢中にした暁斎だからこその画業であったと言えるでしょう。

≪上記出典:河鍋暁斎記念美術館 案内リーフレットより一部引用≫

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河鍋暁斎は幕末から明治前半の江戸・東京で活躍した狩野派の人気絵師で、道釈人物画から浮世絵版画、戯画・風刺画まで幅広い作品を描きました。

河鍋暁斎記念美術館暁斎の曾孫、河鍋楠美氏が1977年(昭和52年)に自宅を改修して設立した美術館で、伝来の下絵・画稿類を中心に3000点余を所蔵しています。同館では肉筆、版画などの完成作品のほか、下絵、画稿など多数所蔵し、常時40点ほど展示しています。また、美術館訪問時の案内リーフレット表紙絵は暁斎作「文読む美人」でした。

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楠美氏は今なお現役の眼科医ですが、暁斎普及のため東奔西走、精力的に活動し、本館においては1~2ヶ月毎にテーマを替えて、暁斎のバラエティに富んだ作品を展示しています。

なお、外国人弟子の中で忘れてはいけない一人として、ジョサイア・コンドルが挙げられます。

今回は美術館での解説を同館で学芸員をされているガイドさんにお願いしました(事前に書面にて申込み済)。

住所:蕨市南町4-36-4 交通:JR京浜東北線 蕨駅西口より蕨市コミュニティバス(ぷらっとわらび)南ルート 1時間に1本・毎時15分過ぎに出発 12.河鍋暁斎記念美術館前下車。

 ⑫ 反省会・打上げ(そば処 満溜賀)

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最後に、河鍋暁斎記念美術館から徒歩1分の好位置にある「そば処 満留賀」さんで、みなさんと食事兼反省会。暑くなったこともあり、ビールが誠にのど越しの良いひとときでした。また、お蕎麦も大変美味しくいただきました。

各現場で説明された皆さんもついつい熱が入り、持ち時間をオーバーしてしまいました。満留賀さんに着いたのは予約していた時間よりも30分ほど遅れてしまいましたが、快くお迎えいただき感謝です。

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最後は「満留賀」さんの店先で集合記念写真を撮影、解散となりました。

今回、河鍋暁斎記念美術館以外は専門ガイドの案内に頼るのではなく、塾生の担当が自ら調査し解説を書くなど、手作りのフィールドワークであり、自分ごととして大変勉強になったと思います。

以上が2018年9月16日に行われた笑楽日塾の第2回フィールドワークを7回に分けてのご紹介でした。

なお、第1回フィールドワークは2018年4月22日(日)に行われ、2回に分けて投稿していますのでこちらもご覧ください。

第1回フィールドワーク「蕨遺産めぐりツアー(中央・北町)前編」 - 笑楽日塾の事件簿

次回からは通常通り週1回水曜日の投稿に戻ります。次回5月12日(水)投稿分は、第9回オンライン公開講座「ビールの話」と題し、当笑楽日塾塾生で現役のビール会社営業マンが、今話題の渋沢栄一との係わりやビヤホールの歴史・ビールの美味しい飲み方について解説してくださいます。

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 現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

4月8日(木)に行われた第9回オンライン公開講座「ビールの話」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。5月7日(金)~5月13日(木)の間で、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第10回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

また、第10回オンライン公開講座は5月13日(木)20時より、一級建築士マンション管理士の資格を持つ当笑楽日塾塾生が「マンションの話題」と題して「マンションの老いるショック/老朽マンションの問題」について解説してくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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