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就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

第2回フィールドワーク「蕨遺産めぐりツアー(塚越・南町)其の4」

f:id:jiajiawarabi:20210412173306j:plain2018年9月16日に行われた笑楽日塾の第2回フィールドワークご紹介です。今回は4回目になりますので、其の1から見ていただくとより分かりやすいかと思います。

第2回フィールドワーク「蕨遺産めぐりツアー(塚越・南町)其の1」 - 笑楽日塾の事件簿

前回の4月17日投稿分は「塚越稲荷神社境内の見どころをご紹介」

第2回フィールドワーク「蕨遺産めぐりツアー(塚越・南町)其の3」 - 笑楽日塾の事件簿

でしたが、今回は ④蕨市民公園と ⑤丁張稲荷神社をご紹介します。

 蕨市民公園(担当:塾生 C氏)

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1993年(平成5年)5月18日、市民のアイデアを生かした防災公園として、蕨市民公園が全面オープンしました。面積は約3.3haで蕨市内では最大規模。1981年(昭和56年)4月に日本鋳鉄管㈱工場跡地を市が買い取り、過密都市蕨で市民の要望を聞き入れて実現したもの。

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市民の憩いの場として家族そろって楽しめる桜並木では毎年桜祭りが盛大に行われ、たくさんの人が集まります(昨年と今年は新型コロナの影響で中止)。 

子どもが水に親しめるように作ったせせらぎの池や、小川など水遊びが出来る施設もあり、池には、おたまじゃくしやメダカ、ザリガニなどが生息していている。

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 園内にはボール遊びも出来る多目的広場に芝生が広がり、その周囲は600mのウォーキングコースや大きな木製のアスレチック遊具・ブランコなど、潤いと安らぎを与えてくれる場になっています。

また、公園は災害時の避難場所としても使えるように作られているため、管理棟の中はカンパンなど食糧の備蓄や、毛布・担架・非常用トイレなどを保管する倉庫になっています。

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地下には100トンの貯水槽が4基埋め込まれ、いざというときには飲料水として使えるよう備えている。

噴水のそばには平和を願う母子像があり、親子で平和について話したり考えたりするのも、たまには良いのではないでしょうか

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公園のほぼ中央ある万葉歌碑には「石ばしる 垂水の上のさ蕨の 萌えいずる 春になりけるかも」と刻まれている。蕨市市政30周年記念に建立されたもので、この歌が選ばれたのは「蕨」の縁でしょうか。

また、園内には事前に申請すればバーベキューを楽しむことが出来るスペースもありますが、近年はマナーの悪い利用者が問題になっているとのこと。週末にはたくさんの人が利用して楽しんでいるバーベキュー広場を、今後も利用し続けるためにしっかりマナーを守って楽しみましょう。

 ⑤ 丁張稲荷神社(担当:塾生 A氏)

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蕨市の塚越五丁目には小さな稲荷社があります。この辺りはかつて「丁張」という名の田園地帯で、この地に住む人々は豊作を願って小さなお稲荷様を建て、野良仕事の行き帰りに手を合わせて五穀豊穣を願ったとのこと。
明治末頃に神社合併という国策が打ち出され、丁張稲荷社は1911年(明治44年)の合祀により和楽備神社に移された。地元で親しまれていた神社がなくなった寂しさから、有志がお金を出し合い、少しずつ復元し1935年(昭和10年)に旧社の跡地に逢拝所が設けられた。

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1968年(昭和43年)に改めて分霊、「丁張稲荷」として称され今日の立派なものになったとか。なお、この合併では蕨町における町内18の鎮守社を和楽備神社に合祀(ごうし)しています。

丁張稲荷神社一の鳥居は道路に面した石造で長い歴史を感じます。ここを抜けると朱塗り二の鳥居と三の鳥居があり、右に曲がって四の鳥居を抜けると朱塗りの拝殿があります。

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奥の本殿に覆い屋はなく、一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の本殿が鎮座されており、手前の拝殿で参拝します。屋根に千木や置千木はなく、鬼板(おにいた)が据えられている。ちなみに、豪農や豪商の屋敷稲荷社がこの一間社流造の様式を模しているとのこと。

丁張の名の由来として、盛土、切取りの法面、法定、法肩等を示すために斜めに張った縄、糸または貫の事を云う丁張り(ちょうはり)は、工事を着手する前に建物の正確な位置を出す作業のことで、別名、水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)とも言う。

また、町場(町奉行の管轄地)や庭場(寺社奉行の管轄地)に対して埋立地や造成地を野帳場・野丁場と呼ぶのは、どこの管轄にも属さない場所である事と、まだ丁の区分け(一丁目、二丁目)が無い為、「野」(人の住まない地)に「丁」の区分けの線を「張る」や検地が済んでいないので、野帳簿が必要な場所からきていると言われる。このことが、丁張りの語源の一つとして考えられる。

 以上が塾生による ④市民公園・⑤丁張稲荷神社の解説でした。次回28日(水)は⑥剣神社・⑦大荒田交通公園を投稿します。

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 現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

4月8日(木)に行われた第9回オンライン公開講座「ビールの話」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。5月7日(金)~5月13日(木)の間で、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第10回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は817 2214 7316 です。

また、第10回オンライン公開講座は5月13日(木)20時より、一級建築士マンション管理士の資格を持つ当笑楽日塾塾生が「マンションの話題」と題して「マンションの老いるショック/老朽マンションの問題」について解説してくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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