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就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

第2回フィールドワーク「蕨遺産めぐりツアー(塚越・南町)其の3」

塚越稲荷神社境内の見どころをご紹介(担当:塾生B氏)

4月17日投稿分③ 塚越稲荷神社・機神社・定正寺・猿田彦大神碑の続きです。

第2回フィールドワーク「蕨遺産めぐりツアー(塚越・南町)其の2」 - 笑楽日塾の事件簿

40年前までは手入れもされておらず雑草の生い茂った神社でしたが、地元の方々が協力して整備したため今では綺麗に蘇っています。そのため至る所手作り感満載で、地元の方々のご苦労と情熱が感じられます。このご苦労・ご努力の跡を探して回るのも楽しいかもしれません。

【下馬・鳥居・手水舎】

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神社の正面入り口から入ると一の鳥居があり、その手前には「下馬」と書かれた立て看板があります。馬で来られた方はもちろん下りていただきますが、自転車で来られた方は「自転車置場」、自動車で来られた方は「車輛停車位置」に停めてください。一の鳥居の向こう側は神様の領域です。「鳥居」をくぐるときにはまず帽子を脱ぎ軽く会釈をして左足から入りましょう。神社には左右左(さうさ)という作法があり、初めは左、次に右、そして左と繰り返します。

「手水舎の」作法は水盤の上に掲示されていますが、左右左の作法は同じです。しかし今は新型コロナウイルスの影響で柄杓を撤去しています。

ただし、神様は大変心が広く優しい方だそうで、作法にはあまり気を使うことなく親しみを持って神社に足を運んでほしいとのこと。

【駒狐】

稲荷神社ですので境内には稲の神様「宇迦之御魂神」の使い「駒狐」が見られます。きつねは山から里に下りて来て、農民が丹精込めて育て収穫した穀物を食べてしまうネズミを捕って食べてくれることから、農耕の神様のお使いだと考えられました。

猿田彦大神碑】〔前回(4月17日)投稿分を参照〕

男坂

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二の鳥居をくぐったら経塚の急勾配の石段「男坂」を登る。頂上で振り返ると桜や紅葉のシーズンなら絶景を見ることができるでしょう。また上から眺める朱塗りの鳥居や灯篭・手水舎の柱がこの上なく美しい。

 

 【経塚の上】

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経塚の頂上には塚越稲荷神社〔前回(4月17日)投稿分を参照〕が鎮座しており、左周りで進むと本殿の右側に「崖神社(写真)」があります。歴史的価値はよく分からないそうですが塚越稲荷神社より古いものかもしれないので、今後研究が進むと大化けするかもしれないとのこと。この崖神社特徴は屋根が大きくて不安定なことと、瓦も大きくて不格好なところで、中には狐が祀られています。

本殿の後ろ側は道路が横切って通ったため経塚が少し削り取られており、端には鉄パイプの柵が危険防止対策になっています。

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さらに進み、本殿左側にある「天満宮本殿(写真)」は明治45年に字仁中歩(あざになかほ)の菅原神社を境内にあった天神社に合祀し、菅原道真の木造天神座像(本殿・座像共に蕨市指定文化財)を祀っている(一般公開はしていません)。

【女坂】

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天満宮本殿を過ぎると右側に下り坂がある。男坂に比べやや緩やかなので「女坂」と呼ばれており、帰りにはここを下ります。花の季節には心を癒されること間違いなし。

 

 【弘法大師空海)の碑】

経塚を下りると右側に真言宗智山派の定正寺〔前回(4月17日)投稿分を参照〕があり、その横に弘法大師空海)の石像が建っている。

【高橋源太郎休山の墓】

高橋源太郎休山は300年ほど前に定正寺の身近に霊場巡りができないものかと考え、近隣の寺を巡って交渉や折衝をした末に今日の足立坂東三十三観音霊場を成立完成させた。ちなみに定正寺は三十三番札所。墓には戒名『源明院昌教休山居士』と彫られている。

【定正寺花まつり

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毎年4月8日には定正寺観音堂前で花まつりが開催され、緋毛氈の上でいただく甘茶とお菓子は格別美味しい。接待してくださる奥様方には感謝です。さすがに昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になったようですが、今年は半開帳の年に当たり回向柱も立ったとか。

【塚越地蔵石仏由来の碑】

このお地蔵さまは頭が大きく首が太いのが特徴で、碑に書かれている内容は『塚越村に大変親孝行で他人にも親切な娘がおり、呪咀(じゅそ=お祈りとかまじない)で人々の病気やけがを治しました。しかしそれを怪しんだ役人が来て数珠を燃やしてしまった・・・』と書かれている。

【白蛇石】

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白蛇石は『石の中に白蛇の形が現れた珍しいもので、石をなでると社運や家運の隆昌・財運招来・・・などなど。毎月1日と15日に展示されますので、沢山なでて福縁を授かりましょう。

 

 

【力石・パワースポット】

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境内を整備中に木の根元から出てきた「力石」は屈強な若者の力自慢に使われたもの。力石は全国に15,000個確認されており、埼玉県は2,800個で日本一多い。

パワースポットの中央にはハート形の石があり、その手前左右にある二つの力石をなでると良縁に恵まれるとのこと。ハート形をした自然石はパワースポットとして人気上昇中。このことは毎日新聞が取り上げています。

社務所

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各月1日と15日には社務所が開き、塚越稲荷神社と機神社は覆い屋の扉が解放されて本殿の参拝が可能。また、御朱印は原則、1日と15日の午前10時から午後4時半の間に社務所にて受付ていますが、神事や祭事がある場合はこちらが優先されます。また、土曜日と日曜日にも受け付けていることがありますので、予めご確認ください。

【機神社】〔前回(4月17日)投稿分を参照〕

【神輿殿(神輿庫)・初午祭】

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機神社横の神輿殿には、地元の大工さんを中心に地域の方々が約3年かけて手作りした神輿や山車が収められています。新暦3月最初の午の日に行われる初午祭では神輿渡御が40年に渡って続いていますが、神輿の総重量はなんと1トンだそうです。3月まではあまり神輿はないので近隣から来られる担ぎ手(同好会の方)を含め、その年の担ぎ始めになる方が多いそうです。

塚越稲荷神社 初午祭 'on フォトギャラリー - NPO法人 日本お祭り推進協会リアルジャパン'オン

 以上、境内を一周して見どころを紹介しました。普段は社務所が閉まっており、参拝者も少なくてゆっくりお参りできますが少し寂しい。しかし、境内の掃除や、施設の補修をされている方が気さくに挨拶をしてくれます。質問をすると優しく教えてくれますので話し掛けてみると楽しいかも。

次回24日(土)は ④市民公園・⑤丁張稲荷神社を投稿します。

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 現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

4月8日(木)に行われた第9回オンライン公開講座「ビールの話」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。5月7日(金)~5月13日(木)の間で、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方で第10回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン公開講座にご参加ください。Zoomの参加ID番号は817 2214 7316 です。

また、第10回オンライン公開講座は5月13日(木)20時より、一級建築士マンション管理士の資格を持つ当笑楽日塾塾生が「マンションの話題」と題して「マンションの老いるショック/老朽マンションの問題」について解説してくださいます。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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