笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

オンライン塾会(防災訓練) 

7月13日(木)、笑楽日塾定例のZOOMを使ったオンライン塾会が開催され、今回は塾生の1人が住むマンションで行われた防災訓練について紹介されました。防災対策委員として防災訓練に係わり、準備段階から訓練当日までの活動内容について報告されたものですが、蕨市に特化したものもありますのでご了承ください。

まず、防災対策委員会として決めることは ①訓練の日時 ②どんな訓練を行うか ③消防署との打ち合わせ ④当日のタイムテーブル作成 ⑤当日の配置人員決め ⑥当日使用する用具や備品の準備、などがあります。

今年の訓練で消防署から借りたものは「水消火器20本+的2個」「訓練用AEDを2セット」、市役所からは「煙ハウス一式」でした。防災訓練を行うことが決まったら実施日を早く決め、他から借りて使用する用具を確保しておくことが大事。万全な計画を立てても借り使用する物に先約が入っていたら元の木阿弥になります。

消防署に防災訓練を実施する旨を伝え「消防訓練通知書」「管理者選任(解約)届出書」「消防計画作成(変更)届出書」を提出します。消防署からは訓練用AEDを借りて心肺蘇生訓練を行うのですが、その場合蕨では消防隊員の立会いが必要です。用具を送って訓練を受けた方に任せるところもあるようですが、日本一小さな市(コンパクトシティ蕨)だから隊員の方と一緒にになって訓練が出来ます。これは消防隊員から丁寧に指導していただけるうえ、質問にも分かり易く答えていただけるので大変ありがたい。

今回の訓練は次の8項目を行いました「安否確認訓練:場所は全戸の玄関ドア」 「避難訓練:ご自宅から敷地内の広場(消防訓練に必須)」 「通報訓練:敷地内の広場」 「初期消火訓練:敷地内の広場(消防訓練に必須)」 「煙ハウス体験訓練:敷地内の広場」 「心肺蘇生・AED訓練:管理棟内集会所(消防訓練に必須)」 「緊急時の水対策」 「非常食の配布」。

8項目の中から一般的にはあまりなじみのないと思われる「煙ハウス体験訓練」を取り上げてみます。市役所で所有している「煙ハウス」を借りてきました(写真は煙ハウスの入口側をアップで写したものと出口側です)。ハウス内を煙で充満させて周りが見えない状況を作り、6メートルくらいの距離を通過する訓練です。高齢者の方が怪我をしても困るので、消防隊員も中に入り手をたたきながら音で誘導していました。

煙ハウスは消防署からお借りしたものではなかったのですが、最初に消防隊員から火災で煙が充満した中での危険性や避難方法について説明していただきました。「火災現場での煙は高い所に集まりやすいので体を低くして逃げる。煙が酷い場合は一呼吸しただけで倒れてしまうことがある。ハンカチやタオルで口を覆って呼吸してもほとんど効果はない。ハンカチやタオルを水で濡らしても同様だ。」ということでした。なお、ハウス内に充満させた煙の成分は水蒸気のようなもので、人間には無害なものだそうです。

 

ここからは二十四節気と七十二候です。

7月7日から7月22日の間は二十四節季の一つ「小暑」で、暑さも本格的になる。梅雨明けが近付き、蝉が鳴き始め、暑中見舞いを出す頃。小暑の終わりごろに夏の土用に入る(今年の夏土用は7月20日~8月7日で、丑の日は7月30日。夏土用の丑の日には夏バテ防止に「うなぎ」「うどん」「うり」「梅干し」など、「う」のつくものを食べる。)7月23日から8月7日の間は「大暑」に変わり、全国的にお祭りや花火大会もこの時期に多く行われ、夏の風物詩が目白押し。

七十二候も7月18日から7月22日の間は「鷹乃学習(たか すなわち がくしゅうす)鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える」。5月~6月に孵化した鷹の雛が飛び方や、餌の取り方を学習して巣立ちの準備を始める頃。7月23日から7月27日の間は「桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)桐の実が生り始める」。桐は高貴な色とされる紫色の花を咲かせるため、皇室の紋章や武家の家紋に使われ、500円玉硬貨にも描かれている。

なお、笑楽日塾の活動は下記ホームページに記載されていますのでご参照ください。

 

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

 

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