笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

会報誌「笑楽日塾だより」シニアの風⑫

2022年9月28日投稿分の「笑楽日塾だより シニアの風⑪」の続きで12回目になります。


シニアの風も今回で12回目の投稿で22編目になりました。シニアの風には笑楽日塾塾生が硬軟様々なお考えを書かれており、それぞれの多彩なお話しに敬服しっぱなし。今回のコラムは幼少期の思い出などを「コロナ禍に思うこと」と題して書かれています。皆様が興味をお持ちいただけるようでしたらご紹介冥利に尽きます。

なお、この記事は2020年6月に書かれたものです。当時の時代背景をご考慮のうえお読みください。(塾生全員が持ち回りで書いています)。

第22篇:「コロナ禍に思うこと」

新型ウィルスコロナ禍も出口が見えてきたようだ。日本政府の感染防止対策で初動対応が遅れたと非難されている。これは、中国習国家主席国賓としての訪日、2020東京オリンピックを開催の可否で、動けなかったことに所以すると思う。しかし、国賓の訪日が取りやめられ、オリンピックも1年の延期が決まると政府も東京とも感染防止対策が本格化した。緊急事態宣言が発表され、罰則のない自粛要請。

4月初めに、マスコミは諸外国でのコロナ禍の様子を映し出しながら「明日の東京だ!」と煽る。

しかし、現実には日本国民の勤勉・真面目・従順・律儀・挨拶作法などでこれを乗り越えようとしている。世界に誇れる行動だと思う。わずかな補償のもとで「自粛」を余儀なくされている商売されている方々には、誠にお気の毒である。

NHK連続テレビ小説で、作曲家古関裕而氏の物語が放送されている。数ある古関作品をインターネットで聞いている。なんといっても「六甲おろし」は、心から弾んでくるものを感じる。将に、躍動感あふれる名曲である。古関作品のなかに「ひるのいこい」NHKラジオ番組のテーマ曲がある。小さいころからよく聞いたテーマ曲。この曲を聴くと思い出すのは、幼少の頃の実家の風景だ。農家だった実家で昼ご飯を終え、ラジオを聴きながら昼寝をする親の姿だ。農家の働き手は、両親のみ。母親は、お昼時間の少し前に家に戻り、ごはんの支度。親父殿は一歩遅れて家の中へ。手を洗い居間に座る。

ラジオを付けて新聞を読む。ごはんの準備ができると食卓の前に座り、食事。おかずは何だったかなー。塩じゃけを焼いたものと野菜の煮物か?やはり、しょっぱいものをたくさん食べていたなー。夜の晩酌のつまみは塩辛だったかな?お昼の食事が終えると、 もう一度新聞をみる。そして、ラジオから「ひるのいこい」のテーマが流れると座っていた座布団を四つ折りにして、枕にする。午後の作業に向けつかの間の休憩、ひと時の昼寝。我々もジーと音を出さずにおとなしく。あの牧歌的で優しいシーンがふわーとよみがえってくる。

コロナ禍が一日も早く収束し、仲間とゆっくり杯を傾ける日を待ち望んでいる。

                            以上

古関裕而氏作曲(ひるのいこいテーマ曲):

https://www.youtube.com/watch?v=zbqXZjCgqb4

・ひるのいこい(NHKアーカイブス):

https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009060097_00000

以上、シニアの風の中から第22編「コロナ禍に思うこと」をご紹介しました。

「ひるのいこい」の他にも「復員だより」や「尋ね人の時間」。これらは私にもうっすらと記憶があります。https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009060069_00000

「復員だより」「尋ね人の時間」「ひるのいこい」。戦争で全てを失った日本はここから復興が始まり、成功への道を突き進むわけです。もちろん、古関裕而氏作曲の東京オリンピック・マーチ(1964)も大きく貢献をしたことを疑う余地はありません。

https://www.youtube.com/watch?v=1yWLGCobGKI

今の日本は「新型コロナウイルス感染拡大」で被った負の遺産処理に励まなくてはならなく、そのためには日本の進む道を理解した賢いリーダーが必要。

なお、笑楽日塾の活動は下記ホームページに記載されていますのでご参照ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

span.author.vcard{ display:none; }