前回に引き続き≪話題の紙里・和紙≫の後半をご紹介します。
≪話題の紙里・和紙≫後半
㉘宮崎県日向市の美々津和紙の製品で、様々な物が作られています。
㉙三重県松坂市深野は「深野和紙」が漉かれており、和傘にも使われています。また、深野は美しい日本の原風景「棚田」の景観や、高級牛肉の「松坂牛」発祥の地としても知られています。
㉚北海道の幌加内には手漉き和紙工房があります。ここの原料は楮とか三椏とかではなく、千草を使っています。
㉛これは茨城県の結城市にあります大桑神社で、紙の神様が四国の方から海沿いに銚子まで来て上陸し、この結城に社を建立しました。その後さらに、この地から関東や東北方面に和紙を広めていったという神社でございます。
㉜ この綺麗な絵は「美濃和紙の里」美濃市で行われている「美濃和紙あかりアート展」で、
㉝この行灯には全て美濃和紙が使われています。
㉞これは日本橋にある「凧の博物館」の入場券と日本全国縁起凧を紹介したものです。
㉟この凧は全て和紙で作られていますが、凧は和紙でないと紙が破れて直ぐに落ちてしまうからです。
㊱鹿児島県志布志市有明町の志布志和紙(伊崎田和紙)の工房で、小学校の紙漉き体験も行われています。
㊲面白いものに「軍道紙」があります。これは名前からして軍隊を想像させますが、実は全く関係ありません。では、何で「軍道」なのか、ここは東京都の奥多摩にある軍道という地名なのです。私もこの名前は軍隊から来ているものかと思っていましたが、実は違っていました。この軍道で手漉き和紙を漉いているから「軍道紙」と呼ばれているのです。
㊳三重の伊勢和紙は伊勢和紙会館(大豊和紙工業㈱)。
㊴インクジェットプリンタ対応の手漉き和紙やお守りが作られています。
㊵四国の土佐で、はりまや橋の側に紙漉き場があり、これを土佐和紙と称し鳴子踊りの笠などにもこの和紙が使われています。
㊶富山県は置き薬で昔から有名ですが、おまけとして配られていた紙風船ももちろん和紙で出来ていました。
京都の手漉き和紙の里、丹後で漉かれる丹後和紙は長い歴史を持つ。㊷京丹後の大国主命と因幡の白うさぎ。
㊸福島県いわき市の遠野和紙です。この卒業証書は小学生などが体験授業で和紙を漉きに来て、自分で漉いた和紙で卒業証書を作ってもらいます。伝統を維持するためにこのような運動を行っています。
㊹我々はこっちの方が良いですよね、いかにも美味しそうなラベルですよね。和紙はお酒の他にも味噌とか醤油のラベルにも使われていました。
㊺先ほどもお話ししましたが、伊勢の深野から日本橋に出てきた小津和紙会館です。製品の展示会が行われているのに加え、手漉き和紙の体験をさせてもらえます。
㊻こちらは小川和紙で、埼玉県の小川町の入り口にあり、この奥に手漉き和紙の工房があります。
本日のお話は以上になります。ご清聴ありがとうございました。
「手漉き和紙の里探訪記」6回シリーズの5回目をご紹介しました。日本では全国様々な所で和紙が作られていると知り興味が湧いてきましたので、まずは牛乳パックで葉書を作るところから始めてみましょうか。その前に我が家の障子を張り替えなくてはならないような。
次回は第6回で、Q&Aを紹介します。
2月10日(木)に開催されたオンライン公開講座Part-Ⅱの第7回「地球温暖化とは何か」は、『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』のウインクパラダイスで、明日3月17日(木)まで1日2回(10時~、及び20時~)放送中です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。
オンライン公開講座Part-Ⅱの第8回は3月10日(木)に、「頼朝と義経(栄光と確執)」と題し、笑楽日塾塾生が解説してくださいました。笑楽日塾のオンライン公開講座は今回で全て終了しましたが、最終回の模様は蕨ケーブルビジョン㈱のウインクパラダイスで4月8日~4月14日まで1日2回(10時~、及び20時~)放送されます。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれませんのでご承知おきください。
なお、笑楽日塾の活動は下記ホームページに記載されていますのでご参照ください。
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