笑楽日塾の事件簿blog

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就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

新幹線電車発祥の地はどこですか(1/6)

2021年12月09日(木)20時より、笑楽日塾 オンライン公開講座 PartⅡ第5回「新幹線電車発祥の地はどこですか」が開催されました。講師には当笑楽日塾塾長荒井貞夫が、57年前にいきなり時速210㎞を実現して世界をアッと言わせた夢の超特急開発の隠れたエピソードを紹介してくださいました。「新幹線電車の設計、開発、試作に係わられ、日本の近代化に大車輪の活躍をされた鉄道マンのお話です。今回は公演内容を6回に分けて水曜日と土曜日の2回投稿しますのでご期待ください。

≪荒井貞夫塾長講演≫

皆様こんばんは、鉄道研究家の荒井貞夫です。

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私は、昨年11月に「鉄道の始まり」と題してオンラインでお話しました。

今夜は「新幹線電車発祥の地は何処ですか」というタイトルで、「57年前にいきなり時速210kmを実現して、世界をアッと言わせた夢の超特急・新幹線電車の発祥の地は何処か、新幹線電車が作られた工場は何処にあったのか、新幹線電車の工場は、何故その場所だったのか。新幹線の開発者・十河信二国鉄総裁と島技師長はなぜ開業式に出席出来なかったのか」など隠れたエピソードをご紹介いたします。

最初に申し上げておきますが、今夜の話には日本車両という会社名が何回も出てきます。この会社は今年創立125年で、今も新幹線電車を製造しています。

蕨と日本車両との関係を説明します。

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左上の写真は蕨市民会館です。60年前迄この緑の芝生の所には日本車両の独身寮が、市民会館の建物の所には戸建ての社宅が並んでいました。

中央の写真は蕨市民体育館です。ここには日本車両従業員(2000名)の厚生施設・クラブ・水泳プールなどがありました。その前方は野球のグランドでしたが、右の写真前列中央は60年前の私です。

蕨駅近くには線路をまたいで大きな橋が3つ架かっています。これらも日本車両が作りました。

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市街地の中央に芝園団地が見えます。2,454戸 5,000人が住んでいます。かつて、あそこに新幹線電車を作っていた蕨工場がありました。手前の方が川口・東京方面です。広さは38,000坪、125,000㎡です。

今年は、1年延期されたTokyo2020オリンピック、パラリンピックが開催されました。オリンピックと言えば、新幹線電車こだま号、ひかり号を思い出す方も多いでしょう。

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来年2022年は、日本の鉄道開業150周年、その次2023年は蕨駅開業130周年です。今年は高輪築堤が発見され、国の文化財に指定されました。

日本が世界に誇れる技術はたくさんありますが、その中で、生まれてから57年間、ずーっと進化し続け、世界の誰もがあれは日本のオリジナルだ、日本人が世界に先駆けて開発したんだと認める技術、それが新幹線電車です。

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いきなり時速210kmを実現して、世界をアッと言わせた夢の超特急・新幹線電車、その第一号車はいつ、何処で生まれたのでしょうか、どこから出発したのでしょうか、その源流を探って行きますと、埼玉県・蕨市川口市に突き当たるのです。

8年前、平成25年3月16日から、北へ真っ赤な車体のスーパー小町E6系が走っています。また、6年前、平成27年3月14日から、新型車輌「かがやきE7系北陸新幹線が、金沢まで走っています。この世界最先端のスーパー小町もかがやきも、蕨・川口から生まれた0系新幹線電車の技術が受け継がれたからなし得た技術、と言っても過言ではありません。

東海道新幹線が1964年に開業して今年(2021年)で57年、その試作車からすでに59年経ちました。新幹線システムは57年間、より早く、より快適に、より安全へと年々進化しています。新幹線は多くのシステムから成り立っていますが、その中の重要な要素が車両です。常に乗客から速度向上と静かで快適な乗り心地を期待されていす。

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次回は、新幹線電車を作った工場がどうして芝村に出来たのか、終戦間際の蕨の空襲などにいてお話しくださいます。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

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また、1月13日(木)に開催されたオンライン公開講座Part-Ⅱの第6回「手漉き和紙の里・探訪記」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は2月4日(金)~2月10日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方でオンライン公開講座受講をご希望の方は次のID番号でご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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オンライン公開講座Part-Ⅱの第7回は2月10日(木)20時より、「地球温暖化とは何か」と題し、岩田好廣様が「今地球に何が起きているのか、地球を変えてしまった原因は何か、その対策をしなかった時の最悪のシナリオとは何か、普段私たちが何気なく生活しているなかで、自分が出来る対策についてそのヒントを解説してくださいます。」私たちの知らない世界はまだまだありますのでご期待ください。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

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