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就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

第3回公開講座「私たちの暮らしと地球温暖化5/8」

このシリーズは2019年10月に行われた講座のご紹介で、「私たちの暮らしと地球温暖化」の5回目を投稿します。

第4章:私たちは何をすればいいの?

≪1.地球温暖化の影響に備える適応策≫

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それでは私たちは何をすればよいかというと『気温上昇を低く抑える』ための適応策があります。

 

地球温暖化への適応策について次の動画をご覧ください

https://youtu.be/VHOAx_d5vmk

ここで新しい言葉が出てきました。

温暖化による悪影響に『備える』これが『適応策』になります。温暖化による悪影響を『減らす』これは『緩和策』になります。

この言葉を覚えてください。

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適応策①:熱中症対策で、皆さんもこまめに水分を取るなどの対策を取られていると思います。

 

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適応策②:暑い日が増えると農作物の生育に影響します。例えばブドウなどは着色不良がおこりますので、適応できる品種に植え替えることが必要になります。

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適応策③:洪水の発生が考えられる場所を示すハザードマップや、土砂崩れなどが考えられる場所を示すハザードマップ自治体等で作られていますので参考にしてください。

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適応策④:海面上昇が起こることも考えられます。これはイギリスのテムズ堤防の写真ですが、なかなかの優れものです。向こう側が海で手前側がテムズ川です。中央に見えるのが堤防で、何もないときは下に下がっています。海の水位が上がってくると下から丸い円盤がせり上がってきます。

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通常は回転ゲートが解放になっています。右側が海で左側が川になっていますので、海面が高くなってくると海水が川に逆流するのを防ぐため、円盤がぐるっと回って海水が川に入るのを防ぐ仕組みになっています。これが適応策になります。

≪1.温室効果ガスを減らす緩和策≫

緩和策は私たちにも出来る内容ですので簡単にご説明します。

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低炭素エネルギーを大幅に増やすということはお分かりと思いますので図をご覧ください。

低炭素エネルギーの例で(水力、地熱、バイオマス、水力、太陽光等)皆様ご存じの内容です。

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発電所等で沢山排出されたCO2については、地中に埋めてしまうCCS(二酸化炭素の回収・貯留)という技術があります。北海道の苫小牧では既に始まっています。CO2を地中に閉じ込めてしまい、地上に出さないようにする技術です。CCSをパソコンで検索すると既に世界中いろいろなところで行っていることが分かります。低炭素エネルギーを大幅に増やす必要があります。

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2010年には15%でしたが2050年には60%に、2100年には90%を低炭素エネルギーにしたいという目標値です。

 

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家庭とかオフィス等では省エネ性能の高い設備が大事です。例えば家庭の場合は冷蔵庫などを省エネ製品に変えるとよいですね。私の家でも今年、省エネ型の冷蔵庫に変えましたので皆様にもお勧めします。低炭素化にも貢献しますし電気代の節約にもなります。さらに、ご家庭の照明もLEDに変えることで省エネ行動に貢献できます。

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このグラフは『日本における2030年の温室効果ガス排出削減目標』です。緑色の産業部門はマイナス傾向にありますが赤色の家庭部門は若干上昇気味のため、環境省としては『これから4割くらい削減する必要があります』といっています。

皆様のご家庭で4割削減は難しいとしても、1割や2割を削減するための行動をお願いしたいと思います。

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皆様はこの青い矢印に文字が書かれたロゴマークをご存じでしょうか。『COOL CHOICE』という言葉を書いていますが、初めてご覧になる方も多いと思います。このロゴは環境省が作ったマークで『COOL』というのは涼しいとか冷たいという意味もありますが、この場合は賢いという意味になります。『CHOICE』は選択で、両方を合わせて『賢い選択をしましょう』ということです。

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クールチョイスを広めるためのチラシですが、裏面にはお子さんがごはん茶碗を出して『残さずに食べたよ。食べ物を大切にするということはCO2を減らしているのですよ』と表現しています。食べ物が残ると廃棄物になるため焼却場で燃料を使って燃やし、CO2が排出されることになりますので、皆様のご家庭でも食べ物は残さないで食べましょう。裏面の右下には夜景の中に『あなたが残業すると、電気まで残業になる』とありますが、これは言葉とすると少し硬いので私が会社の教育で使う場合は『残業すると電気も残業』とお話しします。電気を使うということはその分だけCO2も排出することになりますので、非常に効果的なキャッチコピーだと思います。なお、チラシの中には他にもいろいろな絵がありますので参考にしてください。

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太陽光パネルを屋根に設置したり、夏はエアコンの設定温度を上げる。また窓ガラスを二重ガラスにすることも有効です。車はガソリン車からハイブリットカーや電気自動車に変える。

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またカーシェアリングも有効です。車から電車やバスなどの公共交通機関を利用したり、近くでしたら自転車・徒歩等が有効です。

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グリーンカーテン私が工場で行ったヘチマを使った緑のカーテンは、計測当日には向側と日蔭側では3~4℃の違いがありましたのでこれも大変有効です。

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CO2の排出量を減らすための対策例です。

 

 

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グラフは再生可能エネルギーの動向ですが、太陽光の伸びが目立っています。

 

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森林を増やして二酸化炭素の吸収源を増やすことも重要です。健全な森林の整備や保全が重要。森の木は二酸化炭素を吸収しますので、森林の保全が大切になります。

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立体駐車場の壁でゴーヤを中心に植物を栽培していますが、私が勤務先の工場で行ったものです。駐車場利用者からは『帰宅時に車内が熱くならなくて助かっています』と感謝されました。また、採れたゴーヤは食堂で美味しくいただきました。

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私は、住んでいる鳩山町で森の整備を行い、緑の葉がCO2を吸収しやすくなるよう活動をしています。

 

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皆さまはどんな『CHOICE』をしていますか?

 

トーマス・ストッカー共同議長のコメント動画をご覧ください。

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~気候は、私たちの生命維持装置なのです~

https://youtu.be/iGEWAdMRGYs

 

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これまでのお話をまとめてみました。たった一つの地球を守るため、今日できることから実践しましょう。

≪動画チャンネル出典:環境省COOL CHOICE≫

本日はご清聴ありがとうございました。

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本日は以上ですが、次回は25日(土)に「Q&Aの1回目」をお送りしますのでご期待ください。

今日は二十四節気の1つで第22「冬至日」です。1年で最も昼が短い日で柚子風呂に入って邪気を払い、小豆粥を食べると疫病にかからないとも。なんきん(カボチャ)・れんこん・うどん等「ん」の付く食べ物を食べる。特にカボチャを食べると中風にならず、長生きをするという伝承があります。

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現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界へ の扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

また、12月9日(木)に開催されたオンライン公開講座Part-Ⅱの第5回「新幹線電車発祥の地はどこですか」は『蕨ケーブルビジョン㈱Wink』で放送されます。放送日は1月14日(金)~1月20日(木)までで、ウインクパラダイス10時~、及び20時~、の1日2回です。しかし、残念ながら蕨市内の方しかご覧になれません。市外の方でオンライン公開講座受講をご希望の方は次のID番号でご参加ください。Zoomの参加ID番号は 817 2214 7316 です。

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オンライン公開講座Part-Ⅱの第6回は1月13日(木)20時より、「手漉き和紙の里・探訪記」と題し、当笑楽日塾塾生が「手漉きと機械漉きはどう違うのか?手漉き和紙の材料、作り方」など、手漉き和紙の疑問に答えるとともに、日本の原風景ともいえる全国各地の和紙の里をご紹介いたします。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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