笑楽日塾の事件簿blog

笑楽日塾の事件簿

就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

笑楽日塾設立1周年記念誌「笑楽日塾」創刊号(塾生の記事Ⅱ)

記念誌に載った記事の3回目です。塾生の一人が「運命を変えた?1冊の本」と題して書いていますので、記事の中から一部を抜粋してご紹介します。2回目の「私とミステリー」もご覧ください

 ≪「運命を変えた?1冊の本」≫

≪はじめに≫

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提案書や仕様書などは、何百も書いてきたが、作文や感想文は大の苦手である。そんな私が、書く文章である。読みづらいと思うがお付き合い願いたい。

さて、何を書こうと考えても何も一向に思い浮かばない。自分自身のことぐらいしか書けないのだが、履歴書を書いているようで何も出てこない。そんな中で1冊の本を思い出した。今思えば、人生を決めたかもしれない1冊である。その辺を中心に書いてみようと思う。

≪本との出会い≫

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小学生のころ、私は漫画ばかり読んでいた。愛読書は、“週刊少年マガジン”である。ほぼ創刊号から読ん でいた。漫画といっても、そのころは、ネス湖の怪獣やピラミッド、ナスカの地上絵といった世界の七不思議やUFOの記事などが多く掲載され、科学に興味を抱くには充分な内容だったと思う。

今でも続く趣味の一つ「釣り」は、この頃連載が始まった「釣りキチ三平」の影響を多分に受けている。そんな、漫画大好き小学生が、1冊の本に出会った。

ピタゴラスから電子計算機まで』

この本のタイトルである。小学校6年生の時だったと思う。多分学校で推薦された図書である。この本を読みたいと父に話した処、父は、この本の全集すべてを買ってきた。「発明発見物語全集」全十数巻あったと思うが、すべて読んだかどうかは記憶にない。もちろんこの1冊は、読破した。

ピタゴラスの定理

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直角三角形の直角を挟む二辺の各々の長さの自乗の和と、直角の対辺の長さの自乗は等しいというものだ。紀元前から知られていた公式で、ピタゴラスが見つけたわけではないこと、エジプトのピラミッドはこの公式に基づいて直角を導き出したこと、などが書かれていた。そして、この定理を幾何学的に証明する方法が書かれていた?気がする。

ユークリッド幾何学

小学生には、幾何学が何たるかは良く理解できなかったのであるが、それからの私はこの幾何学にハマってしまった。公理や定理といった原則を駆使して問題を解いてゆくのだが、一本の補助線をどこに引くかで解を導き出す。これがパズルを解くようで気に入ってしまった。中学に入ってからは問題集を買ってきて解いた記憶がある。中学時代は数学大好き人間であった。

≪就活から社会人へ≫

進んだ大学は文系で、理系人間から変遷していた私も就活の時期を迎えた。

コンピュータのソフトウェアがやりたいと突然思ったのである。なぜあの時、そう思ったのか?そのことを考えているうちに、あの本を思い出した。影響があったかどうかは、分からない。多分潜在意識の中にはあったのだと思う。

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コンピュータなど見たことも触ったこともなかったし授業を選択したこともない。ましてや文系の人間である。どうせ採用されないであろう、採用されても希望はかなうまいと思いながらも面接官に思いを伝えた。

鉄腕アトムを作りたい」とは、言わなかったがそれに近い話はした。入社した私は社内のEDP部門に配属された。とりあえず希望が叶ったようだ。ただ文系採用社員は2年でローテーション、次は別の職種というのが、大体の決まりであった。だが2年後もその後も私は、ずっと一貫してコンピュータのソフトウェアに携わってきた。

それは、自身の適正もあったと思うが、時代の要請も後押ししたのだろう。オフィスオートメーションという言葉が登場し、小さな事務所にもコンピュータが導入される時代がやってきた。ソフトを理解し且つ経理や在庫管理といった事務処理が分かる人間が必要になってきたのである。

学生時代、簿記の単位は取得したが、特に意識して学んだ訳ではない。だが理系の人は、言葉の意味すら分からない。お客様と話ができないのである。おかげで退職するまでソフトウェア技術者として過ごすことができた。

ピタゴラスのおかげかもしれない。

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以上、2019年(平成31年)4月1日に発行『笑楽日塾設立1周年記念誌「笑楽日塾」創刊号』に載った、塾長の挨拶「記念誌発刊に当たり思うこと」と塾生2名の記事「私とミステリー」「運命を変えた?1冊の本」を3週に分けてご紹介しました。

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本ブログの内容は、著者の個人的見解も多く含まれており、著者の所属する笑楽日塾の意見、方針を100%示すものではありません。

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