11月12日(木)に開催された、第4回オンライン公開講座「鉄道のはじまり」を5回に分けて投稿しました。今回の投稿分が最後になりますが、第一話1回目12月2日(水)と2回目4日(金)・3回目6日(日)・第二話12月08日(火)に投稿分の続きですので、まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。
第一話ではロシアのプチャーチンとアメリカのペリーが汽車模型を日本で走らせたこと、最初に汽車に乗った日本人は誰か、ジョン万次郎と蕨とエルドラド、咸臨丸でアメリカに渡ったサムライと鉄道、埼玉県人で最初に汽車に乗ったのは誰か。
第二話では井上勝とロンドンへの密航から始まった日本の鉄道建設についてお話しいただきました。
第三話 新幹線電車発祥の地 世界最初の新幹線電車は蕨駅から出発した。
148年前に開業した日本の鉄道は、今や世界の最先端を行っています。
去る7月1日に、最新鋭の新幹線電車N700Sが営業運転を開始しました。
新幹線電車の進化の過程です。
(0系~100系~200系~300系~500系~700系~N700系~N700S)
新幹線は台湾へも輸出されました(2007年3月2日台北~髙雄営業開始)
東海道新幹線は日本の経済発展を支える大動脈になり、日本の高度経済成長期を象徴する存在になったのです。
これが刺激になって、17年後にフランスで高速鉄道TGVが、27年後にドイツで高速鉄道ICEが開業しました。
戦後、世界の鉄道界をリードしていた誇り高いフランスが、日本に追いつこうとしましたが、TGVの開発に17年掛かったのです、ドイツでICEが開業したのは、更に10年後のことでした。
これは新幹線電車の総合技術開発が、いかに難しく、困難で、優れたものであったかを物語るものです。その基礎を固め先端を拓いたのが芝にあった蕨工場なのです。
そこで働いたのは蕨や川口の人たち、その人たちの日々の暮らしを支えたのが川口や蕨の商店街の人たちでした。
昨年10月14日、世界最初の新幹線電車が誕生した日本車輌・蕨工場、現在の芝園団地に「新幹線電車発祥の地記念碑」が建立され、除幕されました。是非ご覧になってください。
今日は短い時間でしたので、「鉄道の始まり」についてお話ししました。
次回は「蕨と鉄道、世界最初の新幹線電車が蕨駅から出発した事実」を語りたいと存じます。
ご静聴いただき有り難うございました。
以上が笑楽日塾塾長荒井貞夫(鉄道の専門家)の講演録ですが、鉄道の歴史をやさしく分かりやすくお話しいただきました。長文になりましたので5回に分けて投稿しましたが、日本の鉄道の歴史を知るうえで大変貴重な資料と思います。ご苦労された先人たちに感謝です。
また、過去に『新幹線電車発祥の地・記念碑除幕式』を投稿していますので、こちらもご覧ください。
現在笑楽日塾では皆様がご自宅から参加できるオンライン公開講座(無料)『あなたの知らなかった世界への扉を開いてみませんか』を開催しています。今までとは違った世界へ興味をお持ちの方は是非ご参加ください。
第5回オンライン公開講座は本日12月10日(木)20時より当笑楽日塾塾生が「弓道と真善美」と題して、日本人の精神文化に深い影響を与えた弓道の神髄についてお話しします。
今回の講座は来年の1月8日(金)~1月14日(木)までの間、わらびケーブルビジョン(11チャンネル)の『ウインクパラダイス』で放送されます。蕨市内の方しか見ることは出来ませんが、朝10時からと午後8時からの1日2回放送されますので是非ご覧になってください。
なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。
次回は戊辰戦争・エルドラド・若松コロニー・伊藤おけいです。なお、次回からは週1回(毎週水曜日)投稿に戻ります。