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就労からリタイアした、又はリタイア間近な男性に読んでいただき、リタイア後も家にこもりきりにならないで社会と繋がりを持つための参考にしていただけたら嬉しく思います。

第4回オンライン公開講座「鉄道のはじまり」第一話 産業革命と鉄道の3回目

第4回オンライン公開講座「鉄道のはじまり」第一話1回目12月2日(水)と2回目4日(金)に投稿分の続きです。まだお読みになられていない方はこちらもご覧ください。

 

渋沢栄一

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処で、埼玉県人で誰が最初に汽車に乗ったか、荻野吟子か渋沢栄一か。それはどこだったのでしょうか。

それは渋沢栄一でした。栄一は徳永慶喜の弟・徳川昭武随行し、パリ万博へ行きました。

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 徳川昭武一行は、慶応3年・1867年4月3日マルセイユに着きました。マルセイユからツーロン行きの汽車に乗り、リヨンに一泊して4月11日にパリに到着し、4月28日にナポレオン3世に謁見しました。

 この時、ヨーロッパ各地を鉄道で移動しています。スイス、イタリア、オランダ、イギリス。ベルギーなどを表敬訪問しています。当時、これらの国々ではその30年前に鉄道が開業していました。(1867年10月 大政奉還

 渋沢栄一の伝記を読みますと、渋沢が鉄道建設に関わっていたことがわかります。

時代は江戸から明治に移り、新政府は殖産興業を実現するために、近代的輸送手段の確立が急務と考えました。

蒸気を吐きながら疾走する巨大な蒸気の車、または火の車と呼ばれた鉄道は、日本でも知られていました。

 建議書

新政府内で鉄道建設に熱心だったのは大隈重信伊藤博文らでありました。

鉄道建設の建議書が太政官に提出されました。この建議書を書いたのが渋沢栄一でした。そして、明治3年3月に新橋横浜間の測量が始まりました。イギリスから鉄道技師エドモンド・モレル一行115名を招いて鉄道の建設が始まったのです。

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 蕨の第4代市長・金子吉衛さんが昭和58年に発行された「埼玉の先人・渋沢栄一」(約300頁の大作、その60頁)にも記載されています。

慶応3年(1867)1月11日フランスの船で横浜港出港。サイゴンシンガポール~セイロン~アデン~スエズマルセイユ~リヨンを経て3月7日パリに到着。56日間。スエズ地峡を汽車で超えてマルセイユへ入った。ナポレオン3世に謁見したのは3月24日(日付けは旧暦)。

 

以上が、第1話『鉄道のはじまり』で、次回からは12月8日(火)に第2話『ロンドンへの密航から始まった日本の鉄道建設』、10日(木)に第3話『新幹線電車発祥の地』を投稿しますのでご期待ください。

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市外の方で第5回以降の視聴をご希望の方は是非オンライン講座にご参加ください。

なお、オンライン公開講座のご案内は下記『笑楽日塾』のホームページに記載されていますのでご一読ください。

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